「New iPod touch 16GB」
唯一の、外側カメラがないiOS6が動作する端末。
アプリケーション開発にとって最大の敵。
端末の機能の差。
端末を販売しサポートするチームにとって最大の敵。
端末の機能の差。
固有名詞が定着するにあたって最大の敵。
端末の機能の差。
世代の差はあるにせよ、iPhoneと言えば皆が同じ機能を思い浮かべる。
それがiPod touchでは失われてしまった。
同世代のiPod touchの間で、動作するアプリケーションと動作しないアプリケーションが生じる。
販売戦略として、低価格化を図らなければならなかったことは自明だ。
Androidの端末が150ドル以下で販売されている中で、電話機能がないにも関わらず200ドルを超える端末の販売が伸びるとは考えにくい。
A5チップの在庫処分を含め、完全に時代遅れになる前に、製品の形にしてしまうという戦略もあるのだろう。そこに、外注品であるカメラ基盤は、利益を圧迫する物でしかなかったかもしれない。
だが、カメラアプリが動かないiPod touchが本当に失ったのは、ブランドなのではないか。
カリスマが亡くなって、もうすぐ2年。
彼が居たからこそ世の中に出た製品は数知れないが、製品を形にするのは組織だ。
イノベーションは起こすよりも、継続していく事が難しい。
加速のついた車は、ちょっとしたハンドルさばきを誤るだけで大きく道を外れる。
迷っても立ち止まることの許されない辛さを感じた。
調子悪そうだから早く寝れ
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