2014年2月22日土曜日

モバイル見積もり勉強会 IN 広島に参加してきた。

まず当日の入り口がこれ。
やだ・・・なにこれ・・・胃が痛い。

さて、東京で開催され大好評だったモバイル見積もり勉強会を、広島でもやろうぜということだったわけですが。
概要は、主催者の一人である、佐藤さんのブログをご覧ください。

ここでは、私の感想を、良かった点と、次はこうしたい点と、笑うところの点からお伝えします。

良かった点
 ・総勢2チームだったのでホワイトボードで仕切って両面をメモ帳と使ったため、お互いの発表後に見積もりに至る思考の過程を共有出来た。
 ・その2チームの見積もり手法が全く異なった。Aチームは「リスクが大きい機能から見積もる独自手法」、Bチームは「ファンクションポイント法」。
 ・AチームはAndroidとiOSで各々ネイティブアプリを開発。Bチームはハイブリッドと方針が異なった。その結果、Aチームに対し、Bチームはおよそ半額の金額を見積もったというのは、興味深い結果。
 ・サーバ側やデザインをお客さんが提供するということで、別の組織との協業開発に対するリスクをどう見積もるか、議題になった。

次はこうしたい点
 ・参加人数を増やしたい。2チームでは話が広がりにくい。業界あるあるやノウハウの交換会には(セキュリティとかコンプライアンスあるので)少人数でも良いが、やはり議論が広がって欲しい。
 ・モバイル側の見積もりに集中させるために、サーバサイドやデザインは発注側が用意すると定義していたが、分散開発開発特有の「きっとあれもこれもサーバがやってくれる前提」が発生し、チーム間での誤差となった。発注役の負担が増えるが、提供APIの一覧リストのようなものはあった方が良いかもしれない。
 ・実は見積書に罠があり「見積もり有効期限」の情報を追記してくるかという思惑も発注者にあった。2チームともそんな余裕なし。

笑うところ
 ・発注者側のプレゼンが終わった直後の質問で「それで、予算感は?」という、ど真ん中ストレートの質問が飛んだ。
 ・見積もり金額に収益をどのように乗せるかの議論が、いつの間にか「あの業界の会社が倒産する2つの理由」という話に変化していた。
 ・ディスカッション後半、どうも意見が経営視点に寄るので「経営者、または個人事業主の人は手を挙げて?」とすると、参加者の8割が手を挙げる事態に。会社員アウエイ。
 ・最後に「では、各チームに聞きます。この見積価格で受けたいですか?」に対し、Aチームのおよそ半額を提示したBチームから「もちろん!」の声。おい、どうした、高い金額を提示したAチーム。

総括
これで開発までやったら、どの程度2チーム間で差が出るのかとても気になったが、それ勉強会じゃなくてお仕事ですわ。
ぜひまたやりましょう。
あ、いや、お仕事じゃなくて、お勉強の方。

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