2014年3月28日金曜日

新約「IT革命」

平日の朝にだけ鳴るスマートフォンの目覚ましアラームで目を覚ます。
ニュースサイトの情報を流し読みしながら身支度を済ませ出発。くだらない世の中だ。
不快な満員電車は、スマートフォンで音楽を聴きながら、SNSでくだらない会話をしてやり過ごす。こいつらも仕事したくないんだなあ。
いつから「仕事」といえば「パソコンに向かう」となったんだろうとぼんやり考えながら、溜まったメールに返信をしていれば、昼休みだ。
さっきこっそりインターネットで調べた、近所で評判の定食屋に行ってみる。もちろんメニューも価格もWebにあった。
調べた通りあっさりした味付けがうまいがボリュームのある定食と戦いながら、顔を知らない友人たちとソーシャルゲームでモンスターとも戦う。今日は良いアイテムが3個もゲットできた。仕事が終わる頃には、ゲーム内の体力も回復して、また戦えるだろう。気がつけば食べ終わった定食の器を見ながら、食べる前に写真を撮ってSNSに上げれば良かったなどと思う。
午後の仕事は、提案資料作成とテレビ電話会議で終わった。
そろそろ帰ろうかと思えば、スマートフォンの画面には、通勤に使っている路線の電車が事故で遅延しているとの表示。しばらくは動画サイトに「後で見る」としたものを消化して時間を潰し、電車が動くのを待ってから帰ろう。

30秒でいい。
立ち止まって顔を上げて考えて欲しい。
今日のあなたの行動について、どこまでがあなたの判断で、なにがあなたの感想で、どこからがあなたの選択だったのか。主観は存在したのか。それとも選ばされたのか。
コンピュータを使いこなしたのか。コンピュータに使い倒されたのか。
道具であるはずのコンピュータに振り回されてはいないか。
あまりに多くの情報に触れることで思考が追いつかず、見た意見をそのまま自分の意見としていないか。

当然だが、人間と道具は明確に主従関係であるべきだと思う。
気がつかないうちに逆転されるようなことは避けなければならない。主がその座から転落する革命は、人間と道具の間にあってはならない。
機械との戦争は、殺し合いなどではなく、人間のロボット化かもしれない。

「革命」 ー 国家・社会の組織の急激な変革。大きな変革。
(三省堂 新明解国語辞典 第七版より)

そういえば最近聞かなくなったな、IT革命って。もう完了したからかな。

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