2013年11月10日日曜日

Microsoft次期CEO争いを傍観する。

MicrosoftのCEOである、スティーブ・バルマーさんが2014年の引退を示唆したことで、次期CEOを巡る動きが活発らしい。
個人的には、スティーブ・バルマーさんと言えば、このイメージしかないのだが。

米マイクロソフト、CEO後継混戦 有力候補5人か  (日本経済新聞)

当初は40人程度いた候補から5人に絞ったとのことだが、他の35人も大いに気になるところである。私の名前はあったのだろうか。

報道の通りならば、来年の後半には次期CEOがMicrosoftの舵取りを行うのだろう。
5名の素性が明らかになっていたので、仮にそれぞれの方がCEOになったら、Microsoftがどうなるのか大胆に予測してみる。

アラン・ムラーリー氏 関連

ボーイングからフォードモーターのCEOに就任。あのフォードを再建した経歴。
エンジンが付いているものなら、なんでも再建できるのではないか。
Microsoftでエンジンが付いている物といえば、SQL Serverのデータベースエンジンや、Bingの検索エンジン、DirectXのレンダリングエンジンが思い浮かぶ。
ミドルウエアからの再建は地味だが確実だ。技術のMicrosoft復活か。
大丈夫、分かってる。

スティーブン・エロップ氏 関連

2010年にMicrosfotからノキアのCEOに就任。
Microsoftに入社後2年で「お前ちょっとノキアに行ってこい」と言われたときの心情は本人にしか分からないだろう。アメリカでは消費者の6割が「ノキアは日本の会社」と思い込んでいると聞いたが、ノキアに謝った方が良い。
もし彼が、ノキアで積んだノウハウを、WindowsPhoneにフィードバックしたら、顔面ブルースクリーンである。SymbianのようにWindowsPhoneのオープンソース化という諸刃の剣を出せるか。

トニー・ベイツ氏 関連

あの、スカイプの元CEO。一時期、テレビ電話のことを「スカイプする」と言うまでに業界標準となったサービスの会社に2010年にCEOとなった人だ。
ちなみに前職はCISCOだそうで。
このつながりで行けば、ネットワークを用いたコミュニケーションに注力すると考えられる。しかしそこは、LINEやGoogleが焼いてきた畑。
音声通話やテレビ電話通話は既に技術的に枯れている感があるので、次は感触を増やす方向だろうか。KinnectとSkypeが連携すると、なんかとてつもないことになりそうなので期待。

クリス・カポセラ氏 関連

Microsoftの最高マーケティング責任者を務めた経歴。そう、彼の元でWindows8は世に出たのだ。おい大丈夫か。
ちなみに彼は、ビル・ゲイツ会長のスピーチライターも務めたそうだ。おい大丈夫か。
「Windows8は、パソコンからタブレット、テレビなど様々な分野に広がる」とか聞いた覚えがあるが、パソコンをないがしろにしすぎていないか。私の実家のノートパソコンはタッチ非対応なのに画面は両親の指紋だらけになってるぞ。
いやしかし、Windowsテレビ。ちょっと見てみたいような気がする。
<この後衝撃の展開が!チャンネルはそのm>
「アプリケーションエラーです。内容をMicrosoftに報告してください。修復しますか?」
「修復しています」
「修復できませんでした」
「アプリケーションを再起動しています」
<・・・ということでした!さて次週の内容です!>

サトヤ・ナデラ氏 関連

サン・マイクロシステムズから11年前にMicrosoftに移籍。
この移籍タイミング、先見の明があると見た。
現在は、Microsoftオンラインサービス、つまりクラウド事業系の統括を行っている。
先見の明があるかどうか分からなくなってきた。
サーバ屋がCEOになると、なにが起こるか。個人的には興味は尽きない。WindowsAzureがAWSを超える日が来れば、Windows技術者は歓喜だろう。世界中で脆弱性を探している皆さんも大歓喜だろう。
だが、クラウド系の一般消費者の目に付かない部分への投資は、一時的にブランド力を下げるのではないか。Office365を見ているとそう感じるのだが。

と、ここまで5名に関する主観のみをお伝えしてきたが、私が予測する時期CEOの本命はスティーブン・エロップ氏ではないかと考えている。ノキアの切り捨てのやり方はすさまじかった。今のMicrosoftに必要なのは、リストラではなくキリステだろう。結果がノキアの二の舞にならないことを祈るばかりだが。

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