2014年3月17日月曜日

面接で必ず尋ねることがあるのだけど、履歴書に欄を作ってくれないかな。

緊張した面持ちでの自己PR。
うん。そうだね。
君の得意な事はよくわかった。これまで何を達成してきたかもよくわかったよ。

一通りの話を伺った後で、履歴書や経歴書には書いていないので、必ず尋ねることがある。

あなたがこれまでにした中で記憶に残っている失敗は、なんですか。

これを尋ねる理由は、大きくは4つかある。
・あなたはこれまでに、何を任されてきたか
・あなたは、その中でなにをやろうとしたのか
・あなたは、その失敗から何を得たのか

最後に、最も大切な理由は、これ。
・どのようなことを失敗だと思うのか

これから一緒に仕事をするにあたって、何を失敗だと思うかの価値観を合わせていないと、コミュニケーションが絶対にうまくいかない。
凡ミスを叱責しようにも「私は何故怒られているのですか?」の表情を出されては、伝える言葉もない。
なぜ報告しなかったのかを問おうにも、「失敗と思っていませんでした」が理由では、悪意がないだけに直しようがない。

世の中には成功談が溢れているので、自己PRはある程度取り繕えるのだが、失敗談は本人の価値観に近づけるように思っている。

もちろん、ブログのような場で手の内を明かすということは、別のアプローチで本人の価値観に近づく方法があるからわなわけだが。

「ここに金脈がある」などと話す奴はいない。
「ここに金脈があった」を話す奴は大勢いる。
成功談ビジネスに振り回されるな。

面接する側と面接される側の約束だよっ。

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