2014年4月30日水曜日

技術者は幼少期のあこがれを実現するために努力しているのではないか。

子供の頃読んだ絵本では、21世紀の世界では透明なチューブの中を車が走り、道には公衆テレビ電話が並んでいました。
自動車はチューブの中を走っていないし、公衆電話というものが絶滅しそうだし、人々は無料だというのにテレビ電話を使わない未来が来てしまいました。

さて、スマートフォンの進化は止まりません。
最近のトレンドのひとつは音声操作です。
iPhone4Sから搭載されたSiri。
AndroidのGoogleNow。
WindowsPhone8.1のCortana(コルタナ)。
いかに、人間に対して話しかけているかのごとく動くかを競っています。
冗談を言う機能まで搭載し始めているようです。

ところで、上記を開発したのは全てアメリカの企業です。
一部のカーナビには搭載されているようですが、あまり日本製の製品で、話しかけて動作する製品が目立ちません。

言語的な土台が違うという点は大きそうです。
英語には漢字変換がありませんので、入力された英単語を認識して並べれば、日本語よりも意味を認識しやすいためです。
また、将来的にウエアラブル端末を製品化するための布石とも言えそうです。
画面で操作する機械は、画面を小さくすれば操作性も落ちるという難点がありますが、音声認識ならばそれはありません。腕時計やペンダントのような小さな物でも音声認識ならば操作できるでしょう。

ただ、全く別の理由があるのではないかと考えています。
いま企画や製品開発をしている世代が、幼少期にあこがれていたものの影響を受けていると考えられるのです。

アメリカで、コンピュータとコミュニケーションを取るといえば、SFドラマ「スタートレック」でしょう。
船員が胸に付けたマイクに向かって「コンピュータ」と話しかければ、コンピュータと会話が成立し、宇宙船の操作や、人や物の転送、もちろん調べ物だってしてくれます。
会話を通じて船員達をサポートします。
見た者は、大いに未来を感じたことでしょう。

彼らに取ってコンピュータと会話をすることは、幼少期に刷り込まれた憧れなのではないでしょうか。

さて、日本に話題を移します。
日本で、コンピュータとコミュニケーションを取るといえば、鉄腕アトムでありドラえもんでしょう。
人の形をし人と同じように暮らすコンピュータです。
たしかに会話も出来るのですが、サポートというよりは、お友達のような感覚が印象に残っています。

だからこそ音声認識で機械に命令する技術よりは、ASIMOなどの人型ロボットの技術が発展した、と考えています。

人間が発明してきた数ある道具は、人間の肉体的能力を拡張させるためのものです。
コンピュータは有史以来初の判断と記憶能力の拡張です。
どう使ってよいかわからないならば、無意識のうちに子供の頃憧れていた未来を実現するために技術を進化させることも、あるかもしれません。

今となってみれば笑い話のような、透明なチューブの中の車や、公衆テレビ電話だって、子供が未来に憧れて希望を抱くには大切なことだったのです。
子供が未来に憧れて自分で道を切り開こうと努力する。
そのような世界であり続けて欲しいと願わずにはいられません。

…というわけで…聞こえますか…技術者の皆さん…アンキパンを…アンキパンを作るのです…あれこそが最高のUIであり…唯一の私の資格試験対さk

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