2013年6月13日木曜日

システムテスト報告書。

【報告】ドラえもんのシステムテスト結果について。

時下ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。平素は格別のお引立に預かり厚く御礼申しあげます。
さて、先日ご注文を頂いておりました、ドラえもんのシステムテスト結果につきまして、下記の様に
ご報告を申し上げます。

 1:日本語を喋ること。語尾に「〜だっちゃ」「〜ナリ」「どっきゅん」などを付けて、意匠に関わる懸案事項を抱えていないこと。
    → OK。ただし、ごく初期のテレビアニメにおいて「〜なのら」を付けていたとの未確認情報があり。再現せず。

 2:四次元ポケットへのヒューマンインタフェースとして機能すること。バッファオーバーフロー警告のために、ガラクタを入れておくこと。
    → OK。ただし、冷徹なロボットであるため、慌てるということは運用上有り得ないと判断する。

 3:21世紀のツンデレブームと、妹ブームを見越し、量産型の後継機種を「妹」と呼称すること。
    → OK。ただし、技術革新によるスペックの差を人間に納得させうる言動を取れるかは不明。

 4:使用者に対し劣等感を抱かせないこと。
    → OK。物理的に「じゃんけん」に弱く設計してある。

 5:脆弱性や不具合が発見されたときには、使用者の利便性を損なうことなくアップデートを行えること。
    → OK。アップデート時には再起動を必要とするが、使用者に意識させぬよう、夜間に周囲が暗くなるとフスマを閉めてから行う。

統括。
IT業界で実際に行われるテストでは、テスト結果の判断をテスト担当者にすべて委ねるという、改善の余地しかないテストが横行しているため、こんなテストを書いちゃだめだよという例えを書き始めたらこうなってしまったことをお詫びして訂正申し上げます。
いや、ほんとにあるんだって「正常に動作すること」みたいな試験。どうやって確認するのよそれ。だいたい仕様書を受け取った記憶がないっていってるそばからなんですかそのペンライトみたいなものはえ?この先をよく見てろ?うわまぶしっ!

ご多忙の折、誠に恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

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