2013年6月17日月曜日

Squareリーダーにカードを読ませるのは誰か。

とうとう日本国内でもSquareのサービスが始まった。
個人でも法人でも、スマートフォンがあればクレジットカード決済で集金が出来る。
クレジットカード決済の普及が鈍い日本国内で起爆剤になれるかどうかは、また別の機会に話すとして、リーダーが届いたのでやってみたことをご報告する。
 
箱を開けると出てきたのはクレジットカードを読み込むためのSquareリーダー。
ちなみにSquareアカウントを作ると無料で貰える。恐ろしい。

iPodTouchに装着するとこのようになる。
イヤフォンジャックに刺すと、Squareのレジアプリがリーダーを認識する。
画像にある箱の文字をよく読むと分かるが、VISAカードとMASTERカードが使用可能である。ということは、私のJCBカードはどうなるのか。どうなるのか!

ところで、実際の決済での使用シーンを考えると、疑問がわく。
店側の人がiPodTouchを操作し価格を入力後、誰がカードを通すのか?
お客さんが通すにしては、iPodTouchの手前側にあるリーダーに通すのは無理がある。
かといってフリーマーケット等で初対面の相手にカードを渡して、店側の人が通すのも精神的に負担だ。ぶっちゃけ、怖い。

なにか解決方法はないかと考えていた時に、思いついた。
これだ。
フォーンプラグ(3.5mmミニジャック)延長ケーブルである。
これで、店側の人がiPodTouchを持ちつつ、Squareリーダーをお客さんに渡してカードを通して貰うことが出来る。

つまりこういうことだ。
・・・おかしい。
Squareリーダーがしっかり刺さらない。浮いている。

もしかして。
Squareリーダーのプラグは、4極ある!
通常の延長ケーブルは、ステレオ入出力が出来れば良いので、3極だ。
しかし、実は仕様はかなりの種類があり、例えばiPhone用のヘッドセットでは、4極目がマイクとして使われていたりする。
Squareリーダーも4極使用することで、双方向に通信しているのかもしれない。
さすがに手元に4極対応の延長ケーブルは持ち合わせていないので、これ以上の確認が出来なかったのが非常に悔やまれる。

今後、4極対応の延長ケーブルを入手するようなことがあれば、Squareの使い勝手があがると確信する、リーダーのセパレート化に挑戦したい。

・・・そうかあ、4極かあ。じゃあ、レコーダーを中継させてデータとしてカード情報を記録したりは出来ないんだろうなあ。安心したなあ。がっかりとかしてないなあ。安心したなあ。

2013年6月16日日曜日

あまりない質問

「かけなびさんは、ブログに対してどのような姿勢で臨まれていますか?」
「たいていこんな感じ」


なにかを相手に伝えたければ多くを語ってはならない。

なにかを相手に伝えたければ多くを語ってはならない。
伝えたいことほど短く語るべきだ。

読み手があっての文章。
聞き手があっての話。
伝えたいことがあっての言葉。

メールの爆発的な普及から、SNSへ。
件名が存在しないLINEが爆発的に普及した。
なぜか。
日本人は件名を付けるのが苦手な人が多い。
伝えたいことを要約するのが苦手なのだろう。

伝えたいことに力が入ってしまい、多くの言葉で伝えようとしてしまう。
伝えたかったのか、話したかったのか。

要約すると、読み手のことを考えれば、きちんと件名が付けられるような文章を書くべきでアリ、本文の一行目と同じ件名を付けてしまうような文章を書いていてはダメということだ。
ごめんなさい。

2013年6月13日木曜日

転職エントリの前座。

仕事の関係で、地方から東京に来て、感じたことがある。

お前ら電車の路線詳しすぎだ。

もちろん、これだけ交通インフラが発展した街で、生活に必要なスキルだから詳しくなる必要はあるだろう。詳しければ、より短時間で移動が出来る場合だってある。
それにしても必要以上に詳しすぎないか。

相手に住所を聞く場合は、たいていの場合、そこに行くつもりであるか、そこにまつわる話をするためだ。
だが、住所を言った次の返しが「ああ、○○線ね」となる場合が多い。
私は未だにどれだけの路線あるのか把握出来ていないのだが、両手を使っても足らないことは理解できる。ああ、待ってくれ、1023路線もないぞという話は、今はやめておこう。

今さら言うまでもないことだが、東京の場合、都市としてのブランド力がとても強い。
例えば、ブランドの服をを身にまとえば、自分の価値が上がったかのように錯覚するのと同様、都市で生活をすれば、ブランドの一端を担っている気持ちになるのは理解できる。

だが、そこに居るだけでは、置物と同じだ。
一端を担っている、自分が一部である、という実感を得るためには、何らかの帰属意識が必要だ。
参入障壁は高ければ高いほど、帰属意識は高まる。
東京の電車の路線に対する知識は、その試金石なのではないか。
「御社には、○○線から××線に乗り換えれば早いですね」と素早く答えられるかどうか。
東京というブランドを、着こなせている度合いが測られる瞬間だ。

電車の路線に詳しいことが悪いと言っているのではない。
正直に言おう。うらやましいのだ。
参入障壁が高い。ちっとも分からない。

なんだよ、中央総武線って。どっちだよ。ホームいくつあるんだよ。
山手線って言いながら、全然山間部を走ってないじゃないか。
東京臨海高速鉄道りんかい線とか、英語のアナウンスの人がかわいそうだろ。

これだけの知識量が頭に入っているのはうらやましい。
貴方の後頭部にUSBメモリを挿したいぐらいだ。
あ、32MBなんですけど、足ります?え?不明なデバイス?あれ?

ところで、電車社会だからこそなんだなと気が付いたことがある。
時間の正確さだ。
電車の運行時間の話ではない。これに振り回される社会の方だ。
俗に、地方より、東京の方が、ビジネスのスピードは速いと言われる。
電車が一因ではないか。

極端な例をひとつ挙げておこう。
終電だ。
一日の仕事は、終電までに終わらさなければならない。
これを逃せば、翌朝までの選択肢はぐっと減り、コストはぐっと上がる。
そのため、仕事も、最悪の場合でも終電を意識して進めることになる。

地方の車社会だと、これがない。
24時間いつでも帰れるのだ。
無意識に時間を過ごすこともあるかもしれない。

一日の締めとしての終電。一里塚であり、免罪符でもある。

前職まで「会社に住んでるから家賃がもったいない」だの「デスマの神」だの「カレンダーが毎日黒色」とか好き放題言われてきたが。
上京を機会に、仕事のスタンスを変えた。また、変えられるだけの環境を頂いている。
ありがたいことだ。諸君、私は変わったのだ。残念だったな。

無論、ここまで展開させて頂いた東京の文化によるものも大きい。

だが、あえて2つのことを、皆様にお伝えしなければならない。

ひとつ。
会社から家まで徒歩で通勤しているため、終電は関係ない。
あえて言えば、都営交通のバスによる通勤とも言える。

ふたつ。
その都営交通は、私が上京してまもなく、「24時間化しちゃうかも」と突然発表された。

神の称号は、まだまだ私の物のようだ。
そもそも、どこに返すんだ。これ。
これをご覧の貴方、要りませんか?デスマ神の称号。

年内は休まず営業!

おいしい広島 Advent Calendar 2012 の12月22日を担当させていただきます。かけなびですま。

人の意見に流されない強い子に育って欲しい。
そう願った父は、広島のこの地で、息子を読売ジャイアンツファンに育てました。
小中高と、諸事情により転校を繰り返しましたが、決してジャイアンツの帽子を被って学校に行ったからではありません。いま思えば、あのとき死ぬかと思ったのが産まれて二度目だ。

さて、転校を繰り返したと述べましたが、実生涯成績では広島以外に済んでいた期間の方が長いです。
では、なぜ広島クラスタなのか。
私が拾われた川が、広島だったのです。どんぶらこ、どんぶらこ。

よくある話です。
なぜか親という生き物は、子供に対し「あなたはうちの子じゃありません。拾って来たのです」と言うギャグを言う時期があるのです。
私の親もそうでした。
広島市内を流れる6本の川。そのうちの一本の川の名前を引用して、母は私に告げたのです。
「あなたは、天満川の○○橋の下に、□□というメーカーの段ボールに入って放置されているところを、××月△△日の××時△△分に、○○駅で広島電鉄の電車を降りて家に向かっていた会社帰りのお父さんに、子犬と間違って拾われたの。だから、あなたの名前は、☆☆としたの」
母は日本語に厳しい人です。そのためか、見事な5W1Hでした。若手社員の皆さん、相手に伝える報告はこのようにするものです。いま思えば、あのとき泣きながら家出したのが産まれて二度目だ。

後日談ですが、私の衝撃を見かねた母は、真相を教えてくれます。
「前に話したのは冗談よ。本当は、天満川沿いの○○橋の東側にある産婦人科であなたは産まれたのよ」
もう自転車に乗れるようになっていた私は、興味を持って○○橋に行ってみました。
○○橋の東側には、船着き場がありました、
この日を境に私は、母を人に紹介するときには、育ての母と紹介しています。

そんな育ての母は、私が九州の学校に進学する事になった際、ひとつの事を教えてくれました。
「人間、なにか一芸がなければ生きていけない。あなたは広島風お好み焼きが作れるようになってからでなければ、九州で人に馴染めない」
どう考えても焼酎のお湯割りが作れるようになっている方が人に馴染めると思うのですが、育ての母は真剣でした。

その日から特訓が始まりました。

大阪の人が一家に一台たこ焼き機があるように、広島の人ならお好み焼きは作れて当然だろう。そう思われる方も多いかもしれません。
作れる方も多いようですが、家によってはお好み焼きの作り方が門外不出の場合もあり、家族でも限られた者しか知らない場合もあるのです。ニンジャです。
もっとも我が家の場合は、このままいくとエンゲル係数が3桁になるのではないかと危惧されるほど食べていた育ち盛りの私が、おやつに代わりに「麺トリプル入お好み焼き」を、食べるという事態を受け、「そんなお好み焼きをホットプレートの上でひっくり返せるのは育ての母だけ」という事実があった事は見逃せません。

ただ、外食の場合も多いです。実は、香川県のうどん屋さんの数が約700店に対し、広島県のお好み焼き屋さんの数は約1800店と、もうちょっと他の事に力を注げなかったのかというお店があります。
事実、私の勤務先の会社から最寄りのコンビニに歩くまでにお好み焼き屋が4店あるあたり、あと3店あれば一週間毎日違うお店に行けたのにと思わざるを得ません。週休何日なんだ、うちの会社。

ある日、育ての母に訪ねた事があります。なぜこんなにお好み焼き屋が多いのかと。
曰く、「なんらかの事情により女ひとりで家族を養わなければならなくなったとき。鉄板とヘラがあれば始められるお好み焼き屋は、生計を成り立てるように大変有効」という回答だでした。
子供ながらに、その洞察力には驚きました。
たしかに、町の小さなお好み焼き屋は、おばちゃんがやっているのです。旦那が手伝っている店というのは少ない。まれに手伝ってる店がありますが、製造過程を見ていると、まあお父さんは奥でテレビでも見ててくださいという状況なのです。

子供ながらに尊敬した育ての母の洞察力。その後、育ての母がやたらお好み焼き作りが上手な事、自宅にでかい鉄板があること、家族のかずよりヘラの数が多い事の関連性にまで気がつくのは、その子の成人を待たねばならなかった。

追伸
いいえ、きちんと親父とお袋は仲良くやっています。また、私が近年激太りしてみたところ、母そっくりになったので、たぶん産みの母も兼任しています。

if ( Android_OS_Exists() == false ) 

ピアニストは1日練習を休むと、取り戻すのに3日かかるという。
エンジニアもまた然り、とブログ更新を6ヵ月サボっていたかけなびは思うのであった。ブログの更新パスワードを思い出すのに3人日かかった。

さて、今回は<a href="http://androidadvent.blogspot.jp/" target="_blank" title="2012年12月12日のAndroid Advent Calender「裏」">2012年12月12日のAndroid Advent Calender「裏」</a>として書かせて頂く。

本日の表は、Android界4大アイコンに顔が入りきってないアカウントの一人、<a href="https://twitter.com/adakoda" target="_blank" title="@adakoda">@adakoda</a>さんである。
もはや説明するまでもなく、あだこださんは、Androidの勉強会はもちろん、ビジネスシーンにも多大な影響を与えた<a href="http://www.adakoda.com/adakoda/android/asm/" target="_blank" title="Android Screen Monite">Android Screen Moniter</a>等をリリースされた大御所である。
数日前から「AdventCalenderのネタ考えてないわー」と俺を油断させているあたり、余裕である。
テスト前に「俺、勉強してないわー」と言いながらクラス最高点をたたき出すあたり、あだこださん恐るべし。いや、知らんけど。

先ほども触れたが、本日は2012年12月12日。121212。いふいふいふ。if if if。
コード解析ツールが「if分のネストが深すぎます」と警告を出さんばかりのifの数である。

ご存じのとおり、ビジネスの世界に「たられば」は禁物だ。
タラやレバーなどの好き嫌いが分かれるものは接待に出してはいけないという先人の知恵だが、本日はこのタブーにあえて逆らう。

<span style="font-size:large;"><strong>「if ( Android_OS_Exists() == false ) // もしAndroidがなかったら」</strong></span>

いまや世界で最も普及しているスマートフォン用OSとなった、AndroidOS。
だが、もしこれが、なにかのきっかけで、世に生まれていなかったら?
2003年にアンディ・ルービン氏が起業していなかったら?
2007年にgoogleが買収していなかったら?

そんな2012年を大胆予想。

<span style="font-size:large;"><大胆予想1:スマートフォンにおけるiPhoneの世界シェア120%達成></span>

Androidがなかったら。このテーマならば容易に想像できるパラレルワールド。
天敵のいない食物連鎖の頂点が見出した、限界を超えたすべての携帯電話がiPhoneの世界。
一人1台は当たり前。
飽和する市場を打開して成長するためにAppleが投入した、ペット対応Siri、「PeTalk」により一匹に一台の世界に。
その結果、iPhoneの全人類におけるシェアは100%を超えることとなる。
なお、ペットとの会話が楽しめることで人類を新たなステージに進化させたかに見えたPeTalkだが、iOSのバージョンアップに伴って自社製解析エンジンに置き換わることとなる。
その結果、急速にペットとの会話の精度が落ちる事態となり、ついにはCEOの謝罪にまで発展する。
なぜこのような経営戦略がとられたのか。筆者としては同時期に日本のタカラというメーカーからAppleに対し訴訟があったことに注目したい。後の世に伝わる「バウリンガル訴訟」である。

<span style="font-size:large;"><大胆予想2:ガラケーによる世界進出成功></span>

2つに分かれるセパレートケータイだの、朝起きたらごみを捨てる日を案内してくれる機能だの、晩年のガラケーは、もう完全にSFだった。
あと3年放置していたら、ロボット型ケータイとか開発して、別の意味でAndroidになっていた恐れすらある。
世界進出に失敗した理由は各所で分析されているが、あえてAndroidがなければ世界進出に成功していたらと考えると、違う世界になっていたろう。
ガラケーの世界進出は、いくつかの要素技術の世界進出を伴う。

FeliCaの世界進出。
NFC界の第一人者がガラケーに乗って世界に船出。電子マネー決済はインフラを含め日本規格が世界を圧倒、実は晩年のガラケーには搭載されていたFeliCa間通信(FALP)によるiC送信がコミュニケーションを変える。
「ケータイをタッチする=電子マネーを払う」という意識を植え付けちゃうと、一般ユーザーは怖くてタッチを敬遠するという現象が、世界でも見られただけかも。

職人芸の域に達した省電力技術の世界進出。
決してスマートフォンの電池がもたないのではない。ガラケーがもちすぎたのだ。悟りを開いた僧と、ギャル曽根の食費を比較するようなものだ。
オープンではないから出来る世界もあるのだということは記憶にとどめて頂きたい。悟りはオープンしちゃってるけども。

強力なSIMロックの世界進出。
「SIMロック!うしろうしろー!」というネタを考えたのでご自由にお使いください。きっと世界進出できます。

ただ、いずれの場合も、ほとんどのガラケーは既に日本製のOSを搭載していなかった。
もしかするとAndroidがあろうがなかろうが、最も変わらなかったのはガラケーかもしれない。

それにしても外国のお年寄りは、どんな携帯電話を使っているのだろう。海外に、らくらくフォンはあるのだろうか。大竹しのぶの代わりに、ジュリア・ロバーツあたりが「私にも使えるー。押した感じがするー」とか言うてはるんだろうか。

<span style="font-size:large;"><大胆予想3:ギャラケーによる世界進出成功></span>

Galaxyシリーズが世界を圧倒。ギャラクシーケータイ、そう「ギャラケー」として・・・。

<span style="font-size:large;"><大胆予想4:Googleが独自のモバイル用OSを開発></span>

説明しよう。Chrome OS Mobileとは。あったかもしれない黒歴史である。

<span style="font-size:large;"><大胆予想5:Androidクラスタの存在></span>
AndroidAdventCalenderを見ていて感じないだろうか。
この国の技術者には、これだけのモチベーションと技術力を持った方々がいるのだ。
これがもし、Androidが存在しなかったら、彼らのモチベーションと技術力は、どこに向かっていたというのか。
ソフトで世界を変えよう、アプリケーションで一儲けしてやろう、サービスサービスゥ!の塊のような方々だ。
Androidがなかったら、どこに向かっていたというのか。暴走したら手が付けられなかった。
まさかAndroidを拠り所にするつもりか。
そう、あれはオープンソースなんかじゃないの、Androidクラスタを留まらせるための拘束具なのよ。

<span style="font-size:large;"><ここまでのまとめ></span>
LT用のネタとして考えていたネタでは大胆予測はまだ続くし、ブログでは書けない話もある。
そう、続きは勉強会で。
Android最大の功績は、オープンな技術により技術者のコミュニティが出来た事だから。
人月の神話に生きる人たちにはそれが分からんのです。技術者に選択肢を与えれば、自ら選ぶ意思を持った者たちは次のステージを目指す。AndroidAdventCalenderに名を連ねている方々を見れば分かる事。

Androidのない世界を考えてみたが、ダースベーダーの居ないスターウオーズのような世界になることは間違いないようだ。
そもそもAndroidAdventCalenderのない年末を想像できない。
他に大きなイベントのない年末に、このような貴重な機会を与えてくださった <a href="https://twitter.com/youten_redo" target="_blank" title="@youten_redo">@youten_redo</a> さんに心から感謝。
年末って他に大きなイベントないし。年末って他に大きなイベントないし。違う、これは汗だ。
もういくつ寝ると、納品日。

~モバイルの主役は5年ごとに入れ替わる。
Androidがこのジンクスを破ってく発展してれることを祈って
Android Advent Calender 2017 でお会いしましょう ~

彼のみぞ知る。

ごく普通のかけなびさんは、ごく普通の就職をし、ごく普通に通勤をしていました。
でも、ただひとつ違っていたのは、彼はAndroidクラスタだったのです。

いつもの平日。
駅までの距離から逆算すると、そろそろ終電に向けて会社を出なさいと、時計が教えてくれる時間。
これを逃すとタクシーで帰ることになるが、給料日前に危険な話だ。
「あなたが最終退出者です。お疲れ様でした」
機械の声と鍵の閉まる音に押し出されるように、会社を出た。
駅までは住宅地を抜けて、徒歩10分だ。
その程度の距離だからこそ耐えられるカバンの重さではある。

慌てて出てきたが、会社に忘れ物はないだろうか。
 ・GalaxyS
 ・NexusS
 ・ガラケー(SIMあり)
 ・エネループ モバイルブースター
 ・ガラケーのバッテリー ×2
 ・GalaxySのバッテリー
 ・NexusSのバッテリー
 ・iPad
 ・モバイルWi-Fiルータ
よし。問題ないな。

そんなことを考えながら住宅地の交差点を渡る。
どんっ。
衝撃と共に、次の瞬間、視界は中途半端に綺麗な星空でいっぱいだった。
なにが起こった。
身体を起こそうにも、右半分が全く動かない。ANRだ。レポートを送信したい。
「大丈夫か!?いま救急車を呼ぶからな!」
知らない顔だ。
「どうした」「何の音だ」
知らない顔が増えた。
相変わらず右半分は動かないが、身体を起こす努力をした。
「動くな!頭を動かすんじゃない!」
パジャマの知らない顔の人が怒鳴る。
そうは言っても、アスファルトの上にスーツで寝ているのは、決して快適ではない。
「これを、頭の下に敷くんだ」
ずず、ずずずずずー。遠くから何かを引っ張ってきてくれて、頭の下に置いてくれた。即席の枕だ。
重いカバンだった。

いや、頭は快適になったけど、その中にはiPadが!なにさっきのずずずずーって!そしていま頭の重みがiPadに!
某サイトの「今週のクラッシュ」がフラッシュバックした。
そういえば携帯電話はどこに行った。ガラケーを手に持っていたはずだが。
「あ、あの・・・」
「どうした!?どこか痛いか!?」
「いや、まあ、痛いんですけど・・・どこかにケータイ落ちてません?」
「ケータイ?」
暗闇の中、数名が何かを探す気配。
「あったぞ、にーちゃん。これ、カバンに入れとくからな!」
ぐらぐらぐらぐら。枕が揺れる。
「ありがとうございま・・・これ、フリスクみたいですけど」
「え?何が?!」
「いや、あの、これ、ケータイじゃなくてフリス」
「ありましたよ。そっちに落ちてました」
「ああ、ありがとうございます。えーっと、NexusSか。あの、他にも落ちてませんでした?」
「他にも?何が?」
「ケータイが」
「は?」
「こっちにもありましたよー」
「ああ、ありがとうございます。えーっと、GalaxySか。あに、他にも落ちてませんでした?」
「はあ?!」
「にーちゃん、あっちに白いのがあったんだが」
「ああ、これこれ。ありがとうございます」

なぜか何とも言えない空気が流れる事故現場に救急車とパトカーが到着し、現場は制圧された。

救急車が近くの整形外科に運び込んでくれ、起動したレントゲン室に車椅子で運び込まれ、白衣を着ながら医師が出てきた辺りで、ことの重大性に気付き始める。
もう終電ない。これは歩けない。お金あったっけ。ああ、救急車が帰って行く。
本格的な治療は明日からということで、応急手当が終わり、看護師から声をかけられる。
「あの、治療費は自賠責での支払いになるはずですが、一時金として5000円必要なんです。・・・大丈夫ですか」
救急車に乗ったとき計った血圧が無駄になるくらい血の気が引いた。
そうなのか。動く左手で財布を出す。7000円あった。笑顔で支払う。
「それでは、一時的のお預かりします。ところで、タクシーをお呼びしましょうか。帰れませんよね」
俺の血液型を申告した方がいいのだろうか。輸血の必要があるのではないか。というぐらい血の気が引いた。
ここはどこなのだ。家までどらぐらいのなのか。いや、家までいくらなのだ。

結論を申し上げると、無事にタクシーの運転手に「この金で行けるところまで行ってくれ」と伝え、帰宅に成功する。
そして階段の前で絶望することになる。
上がれない。
家に電話して降りてきて貰おう。もう日付が変わってしばらく経つが、まだ起きているだろう。
電話?
そういえば、拾ってくれたガラケーは無事なのか。SIMが入っているのはガラケーだけだぞ。
無事だった。
ただ、電池と電池蓋がない事を除けば。
どうやら衝撃で分解したようだ。
こんなこともあろうかと、カバンの中には予備のバッテリーがある。これを装着して電話をし、事なきを得た。

翌朝。
運転手さんからケータイに電話があった。
「昨日は本当に申し訳ないことをした。これからお詫びに伺いたい」
ほどなくチャイムがなり、匍匐前進で玄関に向かい、再会した彼は、不思議そうな顔をしていた。
「実は、私の車のワイパーに、ケータイの電池と電池カバーが挟まっていたのです。それなのにどうして電話が通じるのですか」

Androidクラスタに告げる。事故にだけは気をつけろ。話が、話が複雑になるからな。

後日談。
先方の任意保険の会社から連絡があり、事故で損害があれば保証するということだった。
損傷の大きかったNexusSが頭をよぎる。
「それは壊れたケータイもですか?」
「はい。修理代を負担させて頂きます」
「それは助かります」
「ちなみに、どちらのケータイですか?」
「えっ」
「ドコモとかソフトバンクとかauとか」
「あ、あの、その」
「そちらの窓口に修理を依頼して頂くことになりますが」
「そ、その、あの」

あなたのケータイ。快適マーク付いてますか。

閑話休題

「たまには、昼飯でもごちそうしてやろう」そう言うと上司は私の返事も待たずに歩き始めた。慣れない状況に戸惑い、お礼を言うことも忘れたまま、後を追う。いつもの通勤路とは違う道に、妙な新鮮味を覚えながら、続いて店に入る。好きな物を頼ませて貰えるのかと根拠もなく思っていたが、上司はカツ丼をひとつ頼んだだけだった。机の上に置かれるカツ丼。「どうしてあんなコードを書いたんだ」問い詰める上司。休日出勤はまだ始まったばかりだ。

少子高齢化を考える。

数年前。
まだ、ガラパゴスが島の名前に聞こえていた頃。
この国の携帯電話契約数は順調に伸びていた。
誰しもバブルであることは分かっていた。
人口にそれが追いついてしまえが、頭打ちになることなど、考えてみるまでもない。
未来はバラ色であると言わなければならない、言うのが仕事である人たちは、2つの提唱をした。
「一人が2台以上所持する時代」
「人以外が携帯電話を持つ時代」
一方は全くの的外れではない。
2台以上の端末を所有する人は、そう珍しくなくなった。
しかしその理由は思い描かれていたものとはかけ離れいてる。
提唱当時の説明自体、ほとんど冗談のようなものだったと記憶している。
発言者がまじめな顔で立派な資料を用いて説明をしていたのだから、一流の冗談だと言える。
まさか「通話用と通信用」「スマホが使いづらい」「こっちのは電波が入りにくい」「MNPでキャッシュバックを受けるため」などがささやかれるなど、夢にも思わなかっただろう。
もとより提唱者も、もうひとつの可能性に賭けていたのではないか。
人との契約にこだわる必要はどこにもない。
この国には、子供の数より多くのペットがいる。人口の半分の数の自動車がある。20メートル置きに自動販売機がある。
携帯電話を電話と捉えるから人以外が持つのが不自然なのだ。
多機能情報端末と考えれば、可能性は爆発的に高まる。
そして、その多機能情報端末はスマートフォンと読み仮名が振られ、爆発的に高まったのは通信量であった。
契約数の2割がスマートフォンに変わっただけで、通信障害が毎月恒例になり始めた。
携帯電話は社会インフラになってしまった。
俺のブログが更新されなくても誰も生活に困らないが、蛇口の水をひねっても水道が出なければ生死に関わる。
インフラは止まらないことが最優先であり必然だ。
ちなみに料金未納により止まる順番は、電気、ガス、水道だ。生活に必要なものほど止まりにくい。社会の厳しさと優しさが同時に身にしみる思いだ。
話を戻す。
人が持つことすら危ぶまれている状況で、人以外に携帯電話を持たせている場合だろうか。
もちろん、技術革新により状況が一変することはあり得る。
LTEやXGPなどの第4世代携帯電話になれば、帯域は分散できる。
似た台詞は何度も聞いた。
「この高速道路が開通すれば渋滞は解消する」
「滑走路を拡張すれば参入航空会社が増え競争によりコストが下がる」
「いまの倍の人数の技術者を投入すれば納品に間に合う! #デスマ」
携帯電話は社会インフラになってしまった。なりすぎてしまったのだ。
日々増える通信量の競争をしながら全国にある無数の基地局を新しい技術に置き換え終わる頃には、次の技術が開発される。
最新の旧世代基地局が、この国の景観に存在感を増し続けるだろう。
人口が減りながら通信量が増える社会。
通信料金は上げにくいが、通信速度は上げなくては競争の土俵にすら上がれない社会。
私はこれを、少子高ビットレート化と呼びたい。

この国で2年後にWindowsPhoneがデフォルトになる7つの理由

こんにちは。
仕事の環境が変わったストレスで胃を痛めてしまい、毎日胃薬を飲んでいたら太りました。
効いたよね。早めの消化促進胃薬。

今回は普段とは方向性が違う内容です。放送事故みたいなもんだと受け取ってくださると幸い。

日本ではアレの当て馬としてしか見られていない感じのWindowsPhoneですが、2年前のAndroidの状況から、現在の状況への飛躍的変化を考えれば、WindowsPhoneにだって明るい未来、晴れ渡った青空が待っているに違いありません。そう、ブルースクリーンのように真っ青な。

今回は、7つの理由からWindowsPhone普及のシナリオを探ります。

2年後の2014年は、WindowsXPサポート期限切れの時期である。
10年前のOSであるWindowsXPをありがたがって使い続けているあの企業もこの企業も、さすがにサポートが切れれば乗り換えざるを得ない。
そこで候補になるのは2010年リリースのWindows7か、2012年リリースのWindows8かのどちらかだろう。
ならばWindowsのメトロUIに強制的に慣らされるユーザーは決して少なくない。
強制的に慣らされたユーザーが、それをプライベートでも使いたがるのか?という疑問は残るが、新しいUIを覚えることは一般的なユーザーにおいて相当な負担である。覚えなくても使える、は突破口になり得る。

ユーザーが、新たに用語を覚える必要は無い。

前項目を別の視点から捕らえてみると、パソコンと同じ用語が使えるのは敷居を下げる。
現時点でスマートフォンに移行しているユーザーはともかく、2年後ともなれば、積極的理由でのガラケーからスマートフォンへの乗り換えではない。
消極的理由でパソコンやケータイの機能を使っているユーザーにすれば、「ブックマーク」ではなく「お気に入り」だし、「メール」ではなく「アウトルック」なのだ。知っている用語がスマートフォンにあれば脳のディスパッチが少なくてすむ。

InternEtexplorerというブラウザの持つブランド力。

同様にいくらシェアが下がったとはいえ、「WEBブラウザ」を知らなくても「エクスプローラー」なら毎日使ってるよ!というユーザーは存在する。
知っているアイコンで、いつもやっていることが出来る。何度も言うが、ユーザーに金を払って新しいことを覚えさせてはいけないのだ。
WindowsソフトとWindowsPhoneにソフトの互換性はないが、ユーザーに意識させなければ良いだけのこと。同じ名前で似たようなUIのソフトをリリースすれば良いのだ。Microsoftならやりかねない。

office製品の提供の可能性。
ようやく企業内に本格的にグループウエア導入が始まったかと思えば、圧倒的強さでoffice365が普及している。
理由を聞いてみると、Microsoftだから。
Office365がWindowsPhoneと連携すれば、この理由があと数年は続くことになる。
恐るべし思考停止マーケティング。

端末仕様の統一化。

使用者にも開発者にもメリットがあり、メーカーにメリットがない残酷な手段をMicrosoftは採用した。
WindowsPhoneを名乗るには、決まった枠の中に端末仕様を収める必要がある。
ユーザーが混乱せず、なおかつ端末間の操作性が共通であることは、ユーザーがユーザーに操作を教えてあげられる場面が増えるということだ。
「わたし、ここの操作がよくわかんなくってー」
「ああ、そこはこうやるんだ。手を貸して、教えてあげる」
「・・・きゃ」
リア充爆発しろ。
だが確実にお客様サポートのコストは減る。この意味の大きさがどれほどか。

アプリケーションの開発環境がVisualStudio。

言うまでもないが、Windowsアプリケーションの開発経験者は多い。
ソフトウエアの互換性がないとはいえ、開発環境に互換性があるのは大きい。
技術者もまた、全ての人が新しいことを覚えるのが得意なわけではない。ましてや、操作性だけは世界最高と謳われるVisualStudioだ。いざ市場が立ち上がりかければ、一気にアイデアを形にするだけの起爆剤が世界中にある。
もっとも、細かな開発手法はVisualStudio2008以前とはずいぶん違うので、「VisualStudio経験者なら、何の投資も必要なくすぐにアプリケーション開発として一人分稼いで来るだろう」と経営層が判断すると、現場はちょっとしたいややめようこんな話。

ブラウザ内アプリケーションとはネイティブアプリケーションの意識はさせない。

ガラケーのブラウザの中で動く、モバゲーやGREEなどをソーシャルゲームを見ていて、ユーザーはよくあんなUIで満足できるなと思ったものだ。ガラケー用のアプリは、数MBbyteの容量をサポート、表現はOpenGL、機能はBluetoothやGPSに赤外線などの、なんでもありなのに。なぜ。
捉え方の違いだったらしい。一般的なユーザーは、ブラウザの中でフラッシュで動くゲームなのか、ネイティブでグリグリ動くアプリケーションのかを区別などしていなかったのだ。そのときやりたいものをやっているだけ。ゲームをするための操作が、ブックマークなのかショートカットなのか、違いなど意識していないのだ。
WindowsPhoneのメトロUIは、お気に入りアプリへのショートカットの差をさらに意識させない作りになり得る。

俺が持ってない。
セガサターンを買い、バーチャルボーイを愛し、Nintendo64が青春だった。そんな俺がWindowsPhoneを持っていない。これが最大の理由だ。
あと2年・・・そう、機種変縛りがあるのだ。
だから。
だから、WindowsPhoneは、必ず普及する。
ちきしょう。

ハードルが高いならCupCakeを食べればいいじゃない。

今回はAndroid Advent Calendar 2011への参加記事です。
略してAACですね。なんか音質が良さそうです。DRMかかってないといいなあ。
ところで、Advent Calender と聞いて、「ああ、公共広告機構ね。ぽぽぽぽーん」と思った人は、これ読んで来い。
実はAndroid Advent Calenderは、「裏」も同時開催中です。本日の裏は、 @touchRL さん。気になるエントリはこちら。
すごすぎる。そして、俺、失礼すぎる。
「磯野ー、キャッチボールしようぜー」と言ったら、磯野家から全盛期のイチローが出て来た気分です。ごめんなさい。

さて、これまで参加されていた方の記事を拝見すると、さすがは世界に誇るAndroidクラスタ。技術系のAdventCalenderの名に恥じぬ高度なお話ばかりです。
負けていられません。
本日は組み込み技術者としての私の側面を見せるべく、Android NDKのお話。

ご存知のようにAndroidのアプリケーションは、DalvikVMという仮想マシン上で動いています。
仮想マシン上で動作するアプリケーションはJavaで動作していますが、そのままではARM系のCPUは理解出来ません。
仮想マシンであるDalvikVMはC/C++で記述されています。
本来であれば「Write Onece, Run Anywhere.」の素晴らしきJavaの理想に基づき、アプリケーションはJavaでi作成するべきですが、ハードウエアの性能をめいっぱい引き出すためにネイティブコードを必要とする場合があります。
そんなときにNDKの出番です。Native Developement Kitの略とされています。SDKはSoftware Developement Kit.の略らしいです。Nの反対だからS。小学校で習った磁石の事を思い出せば簡単に覚えられますね。同様に、Sの反対はMです。

さて、このNDK。自分でライブラリを作成して、VM上のJavaから利用する事が出来ます。
仮想マシン上のJavaと、ネイティブ動作するC/C++。一見すると到底くっつきそうにはありませんが、人類の英知を結集したJNIという仕組みがあります。Java Native Interfaceの略です。少し前にテレビドラマ化もされてましたね。

Androidの場合には、多くのJNI用のラッパーも提供されていますので、あまりないとは思うのですが、Javaからヒープメモリを確保して、ネイティブ側に渡し結果をネイティ側で書き込んでJava側に通知する方が便利な場合があります。
このとき、Javaで確保したメモリの取り扱いには注意が必要です。
ネイティブ側には確保したメモリのポインタを渡す事になりますが、ネイティブ側で非同期処理を行っている間に、DalvikVMのガベージコレクタがメモリコンパクションを実行した場合、メモリ配置が変わる場合があるのかどうかはよく知らん。
DalvikVMでは、まだこういうケースになったことはないのよ。もしなったら、ネイティブ側から非同期応答するときに同期処理でDalvikVMに確保したメモリのポインタを問い合わせ直す事をお勧めするわ。

いや、どう考えても、技術の話で他の参加者に肩が並ぶ訳がない。
それにお客さんはこんな私を見に来たわけじゃないと思うの、コーチ。
だいたい、ハードルが高すぎるのよ。
ハードルが高いならばくぐれば良いって聞くわ。
ハードディスクが高いならSSDにすればいいじゃない。

というわけで、本編。

ここまで分かったAndroid6.0の新機能!
(※ただしソースは日経)


Androidはバージョンごとに開発コードネームがある。
その順序はアルファベット順である。
1.5がCupcake.
1.6がDonut.
2.1がEclair.
2.2がFroyo.
2.3がGingerbread.
3.0がHoneycomb.
4.0がIce Cream Sandwich.
ここまでが現時点でリリースされている物だ。
どうやら5.0は、Jelly Beanらしいという噂も出始めた。
それならば6.0も予想がつく。そう、Kakenaviだ。なぜか大手メディアは伝えないが。

私が6.0を予測しなくてどうするのだ。

機能1:手相認証
「婚期が遅れる相が強まっていますね。ロックを解除します」
「この手相のあなたの今日の運勢は凶。何もしていないのに電池が激減りしていて大事な電話がとれないかも。ロックを解除します。充電してください」
「やだ。そんな汚い手で私に触らないで。汚らわしい。ロック解除に失敗しました」

機能2:5.1chサラウンド対応
本機能を使用される場合、Android6.0以降の端末が同時に6台必要となります。
また、重低音を重視される場合には、1台をタブレット端末とし、床側にスピーカーが向くよう置いてください。

機能3:WindowsPhone対応
一気にシェアが増加!
WindowsPhone上でAndroidが動作!
adbコマンドによる端末内に完結したデバッグが可能!
Android4.oから搭載したストリーミングによる音声認識と合わせて、音声でのプログラミングが可能に!
「ぱっけーじ こむどっとーかけなびどっとさんぷるこーどせみころんー かいぎょうー あ、かいぎょうってコードにはいっちゃっ」

機能4:Androidレーザー搭載
Android4.0の新機能、Androidビームが協力にパワーアップ!
今度はAndroidレーザーだ!
ビームよりも長距離飛ぶから、端末同士が離れていてもOKだ!
人間の可視光を超えた短い波長を用いたレーザーで、相手の端末に情報を送信するぜ!
ジャパニーズの国ではセキガイセンって言うらしいな!なんだか暖かそうだ!HAHAHA!

機能5:デュアルバッテリー
スマートフォンにしてからバッテリーがもたないとお嘆きのあなたに朗報。
デュアルバッテリーに対応する事で例え電池残量がなくなっても、電源を切る事なく片方ずつ電池交換が可能に。
しかも充電の手間が要らない夢の電池。
お求めは、電気店コンビニで「単1型乾電池」をお選びください。

いかがだったろうか。これがネタクラスタの本気である。こんなものである。
明日からに続くネタクラスタのみんな。ここは俺が守る。大丈夫だ、あとから追いついて見せる。

他にも、Yahooショッピングが「スマートフォンで買い物したらポイント10倍!」とかやっていたので、「Androidエミュレータで買ったらどうなるか」という案もあったのだけど、なんとYahooのキャンペーンが終了するというサイバー攻撃を受けたためボツになった次第である。

というわけで、第2部。

関連Androidアプリのご紹介

かけなびさんのフィクション日記チェッカー
かけなびさんのフィクション日記チェッカー

作者:@akai_t さん
このブログを閲覧する専用ビューワ。
なんと、画像とリンクに非対応である事が、本日のブログで明らかになってしまった。
今後のバージョンアップに期待したい。
シンプルな画面でブログを読む事が出来て使い勝手も良い。
ブログの更新を怠ると「ブログが更新されないので★4つです」など、アプリの評価が下がるため、ユーザーレビューの平均点が安定しないことで有名。
なお、あまりに更新されないと「twitterで依頼」というボタンが表示され、急にTwitter連携出来る殺人機能搭載。


おくとばったー
@okutoba→@kakenaviになりました。

作者:@luckofwise さん
筆者のアカウント名が@okutobaだったころに、「おくとばったー」としてリリースされたアプリ。
写真から顔を認識し、ズームアップして切り出す事でアイコンのようなイメージの写真が簡単に作れるアプリ。
作者は「東京から岡山までの新幹線の中で作った」などとわけのわからない事を言っており、すごすぎる。
なお、リリースから数ヶ月で筆者のアカウントを@kakenaviに変更することになったが、まったく浸透しない状況に危機感を持ち、「アプリ名でアカウントの変更を通知する」という、恐らく世界初の偉業を成し遂げる。
もはや、なんのアプリかさっぱり分からん。

いっぱいのかけなび
いっぱいのかけなび

作者:@toro_kun さん
ウィジェットに「wi-fi」「WiMAX」「3G」「未接続」の4つの接続先を表示するアプリ。
端末ごとに運用方法が違う人や、パケット通信料を減らしたい人に、大変便利。
アプリの説明によると「SIMなし運用でパケット代を節約しようと意気込んだものの、SIMが入ってないからどこに行ったか分からない自分の端末に電話をかけて見つける事もできない、そんなかけなびさんに捧ぐ」と書いてあるが、アプリの動作が全く要求仕様を満たしていない。
仕様変更を命じたい。NexusSに入れて使ってるけど。

ついっかぷらぐいん
kakenavi plug-in for twicca

作者:@metamoscape さん
先ほども触れたが、諸般の事情により「おくとば」さんから「かけなび」さんになったのに全く普及しない事に危機感を抱いた方が作った。
「おくとば」を50音順に1文字ずつインクリメントすると「かけなび」になるわけだが、これをtwiccaの文字列に実現する。
コヨフヨとはなんだったのか。

かけなびぼっと
かけなびぼっと

作者:@yokmama さん
Androidアプリではないが、この子に触れないわけにはいかない。
かけなびさんのTwitterでの発言がbotっぽいという理由から作成された、超高性能ボット。
朝昼晩の挨拶に、お誕生日おめでとうの挨拶。ひいては人妻に愛を語り始めるなど、多くの話題を作った。
現在は第3世代が暴走。API制限いっぱいまで発言しては止まるとなったため、産みの父である夜子ままさんによって息の根を止められている。
その高性能ぶりは目を見張るものがあり、彼の生前はかけなびさんのことを知らない方々が、人間だと思ってフォローし普通に会話をしている場面をよく見かけた。
一部に、その人気に嫉妬したため、殺害を企てたのではないかと動機を推測する風潮もあったが、「身に覚えがない。ただ、俺のTLにあいつの発言がRTされて表示されるのは納得いかなかった。むしゃくしゃしていた」と容疑を否定している。
なお、日本Androidの会神戸支部のロボットにゴーストが移植された第4世代が存在したが、ロボットの展示中に「腕もげたー」「足取られたー」等のグロテスクな発言を繰り返していた。しかし「オイル貰ったー」を発言するボタンというのは、いかがなものか。貰ってねえじゃん。

http://blog.livedoor.jp/ryosms/archives/4648573.html
u_s_kさんに捧げるアプリ
作者:@ryosms さん
(※リンクはしてません。アドレスコピーで)
裏コマンドで #kakenavi_blog のハッシュタグが増やせるらしい。
裏コマンド教えてもらってない。


さて、関係者の方々に怒られる事を覚悟の上で書いてみたが、いかがだったろうか。
最後になったが、ひとつ言わせ欲しい。
俺は、Androidのオープンさももちろん好きだし、アプリを作るのも使うのも好きだ。
だがそれ以上に、そのオープンな環境に自ら乗り込んで来て、全力を尽くしてしまう方々が好きだ。
そう。
Androidよりも、Androidクラスタを愛してやまない。
AdventCalenderは埋まるし、こんなアプリも作る、そんなみんなに感謝。
大丈夫。Androidがオワコンになっても、みんながいれば大丈夫だ!きっと来年も!
また、今回のような貴重な機会を与えてくださった @youten_redo さんに心から感謝。
そして読んでくださった全ての皆様に。メリークリスマス。
よいお年を。








one more thing...

次回更新予告。「WindowsPhoneが真の勝者になる7つの理由」

ご期待ください!

教訓。

本屋に行くと、「20代のうちにやってくべき10のこと」だの「35歳までにつけたい25の力」みたいなタイトルの本がずらっと並ぶ。
それだけ売れているのか。
後悔の多い人生を送りたい人などいない。
それでも、後悔のない人生を送っている人は少ないし、理想と現実の間で悩むと、こういった具体的なハウツー本を手に取りたくなるのだろう。

だが、やらなければいけないことばかりでは、息が詰まる。
両親や先生から「勉強しろ勉強しろ」と言われれば言われるだけスーパーマリオが上手になっていった私が言うのだから間違いない。
結局、海を潜るステージがクリアできなかったが。
そう、息が詰まるからね。

オチを付けている場合ではない。1か月お待たせして14行でブログが終わったら、おれの生産性は、2日で1行だ。
実際にプログラムの生産性もそんなもんだが。
いや、仕方ないんだって、ご飯食べる時間もないから、サンドイッチを口にねじ込んで、もぐもぐ言いながらプログラム書いてたら進まないって。
そう、息が詰まるからね。

2段オチにしている場合ではない。
息が詰まるなら、別の方法を考えれば良いのだ。
そこで、今回は、若い皆様に有益なブログを目指す。
題して。
「20代のうちに、やらない方が良かった10のこと」

1.脈が止まるまで酒を飲む
2.ボーリングにおいて自分の手でピンを倒しに行く
3.成人式のテレビ取材で「成人おめでとうございます!目標は?」に「禁煙」と答える
4.メールマガジンを発行して創刊号が最終回
5.ホームページを開設して「Sorry,This site is Japanese only.」と全角で表示
6.チキンライスは、水の代わりにケチャップで炊飯するという誤った調理法
7.チキンライスを、買って2日の炊飯器で作る
8.チキンライスが、ホモサピエンスの食用に耐えなかったため放置。
9.チキンライスの、ゲル化。
10.チキンライス恐怖症。

チキン野郎とか呼ぶな。
うわ。
なにをする。
やめろ。
無理に食べさせるな。
そう、息が詰まるからね。

iPhone5買いました。

ブログのお題を募集したら、こんなお題が届きました。
・・・・・。

な、なんでバレたんですか!
そうなんですよ、買っちゃったんですよー、iPhone5!
ずっと、ずっと欲しかったので、嬉しくて嬉しくて。
ずいぶん待たされましたからね。

2011年のiPhone4S。性能的には申し分なかったものの、画面サイズが小さいなどの不満がありました。
そこで投入された、iPhone4M。さらにはiPhone4Lと来て、次は5か!と思ったら、iPhone4XL。
iPadより大きなiPhone4XLの発表には、さすがにここまでかと思ったものです。
しかし、起死回生のiPhon4LDKで、憧れの庭付き一戸建てとなったときには、auの庭での意味がようやく分かったりして。

実は、今だから話しますけど、あんまり待たされたから、iPhone以外に変えちゃおうかなとも思ったんです。
AmazonのKindlePhoneとか、電子書籍を電話注文で配達して貰えるっていう画期的なビジネスモデルで話題じゃないですか。microSDで届く電子書籍。1冊から配送料無料だけど、microSD1枚なのに、大きな段ボールで届いて、夏休みの工作にも活躍してるらしいですよ。
他にも、世界のトヨタが出した、プリウスPhoneなんて、スマートフォン初のハイブリッドですもんね。電池があるうちは電池で、電池が少なくなってきたら、なんとコンセントにつないで使えるんですって。なぜかあまり売れなかったらしくてみた事ないですけど。
あとはやっぱり、iPhone対抗本命と言われたヒューレットパッカードのHPhone。なぜか日本でだけ飛ぶように売れて、飛ぶように返品されたらしいですね。公衆電話ボックスに付箋紙のような広告を大量に張るという広告戦略が成功したのでしょうか。

ところで皆さんは、何色のiPhone5にしました?
うちのチームのリーダーは、赤一択だって言ってました。
私はやっぱりカレーが好きなので黄色にしたんですけど、女性はピンクしか選びようがないって不評らしいです。それと、ミドレンジャーのインパクトが弱すぎです。
5台あれば合体変形するらしいんですけど、なかなか個人でそろえるのは難しいですよね。どんなロボットに変身するのか、すごく興味はあるんですけど、5台揃えた人に聞いてもなかなか教えてくれないんですよ。
いろいろ調べた範囲では、最もインパクトの弱い緑色の端末が前面に押し出されて、全身緑色のロボットらしいんです。顔が丸くて表情も全身の構成もかなりシンプル・・・ロボットというより・・・そう、アンドロイドのような。

ジ・インタビュワーズ。

こんにちは。
風水学的な事情でブログの更新が途絶えていた事にしようかと考えていたら、コパっぽい人が夢に出てきました、かけなびです。
ごっつい怒らてれました。
とりあえず、黄色い物を入れると良いそうです。
うどんに。
カレーうどん。

さて、ちまたではインタビューサイトが大繁盛とか。
そんな需要があったのですね。
こういう新しいサイトが出来ると、次は規模の面で大きくなろうとするのが定石です。
ザ・記者会見ズ。
別名、遺憾の意表明サイト。

規模の面でも大きくなりそうにない事が分かり、登録したものの眼鏡っ娘に関する質問しか届かない現実と向かい合う事が出来ず、Twitterで質問を募集しました。
今回は、その回答編です。

予想を遥かに上回る4通の応募。ブログをしばらく更新しなかったお詫びの気持ちも込め、今回は採用率125%とします。
というわけで、今回はiT用語集です。

「レッドブル」
 コンビニという悪魔と契約することで、寿命と引き換えに翼を与えられるもの。
 契約料は200円と250円がある。
 どれぐらい寿命が減ったのかは、人間の目では分からない。
 持ち込み禁止のバーに持ち込んで飲もうとしたら匂いでバレた事件については、ここでは触れない。

「人月という不思議な単位について」
 にんげつ、と読む。
 <一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩だ。>
 かの有名なアームストロング船長がアポロ11号で月に降り立った時の台詞から派生した言葉。
 1人月は、一人の人間を月まで送るのに必要な労力を示す。
 壮大な単位であるにも関わらず、国際標準はおろか業界標準さえなく、あまつさえ会社によって単位の示す内容が異なる。
 1日の労働時間は8時間とするのか。現実を見て10時間とするのか。それ以上なのか。土日はどうなるのか。祝日は?盆正月は?昼休みは?通勤時間は?会社泊まりだから通勤費カット?家賃補助もカット?どうせ帰れないだろうって?
 こんなプロジェクトに誰がした。

「デスマーチ」
 こんなプロジェクトに誰がした!

「Hentai」
 きゃー!のびたさんのエッチー!のエッチー!が、Hentaiの頭文字から来ている事を知った高校生の冬。
 じゃあ、スケッチとかワンタッチとかはどうなるんだ、などと年齢がバレるような事を考えながら途方に暮れた物だった。
 最近では、Hentaiは褒め言葉として使われる事が多い。言われた方も、誇らしげだ。どうかと思うが。
 そういえばむかし、博多の友人からPCの調子が悪いと電話があった時にも褒められたな。
 「調子が悪いって、どんな風に調子が悪いのよ。説明してもらって良い?」
 「よかよか。うーん、そうねー、なんていうか、なんか変たい」
 どうかと思うが。

「かけなびブログ更新のお知らせ」
 再現性が極端に低い不具合の事を暗喩する言葉。
 また、2度と再現しない不具合をさす場合もある。
 合い言葉は、再現せず現状とする。

いかがだっただろうか。
デスマーチに関しては以前にも世界戦略の一端として触れた事もあり、今回は端的な説明にとどまっている事をお詫びしなければならない。だが、心配しないで欲しい。デスマーチはいつもあなたの心の中にいます。

ところで、「今度タコパしようぜ」ってメールが来たんだけど、タコパって誰。風水の人じゃないの?

更新の遅れた ただ1つの言い訳

最近、「○○を××する△の方法」といったテンプレートに従った記事や書籍を
多く見かける。
少し観察してみると、2極化しているようだ。
多くの方法を述べて選択させるか、少ない方法でピンポイントを狙うか。

だが、「うまい棒を2秒で食べきる4096の方法」などの、多すぎるものは
見当たらない。読むのが大変だからか、書くのが大変だからかは知らない。
実践するのに40,960円もかかるからかもしれない。

さらに、「宝くじで損をしないただ1つの方法」などの、少なすぎるものも
なかなか見当たらない。フリーペーパー並みの薄さで済んでしまうからだろうか。
内容が「買わない」の4文字で済んでしまうからかもしれない。

書き手の視点で考えてみると、章構成が細切れになり、それぞれの章同士で
矛盾さえしなければ良いことから、自分の経験に基づいて淡々と述べやすい
事があある。
交渉術について書いてある書籍を購入して読んでみると、交渉を成功させるには
事前の準備が大変重要であり「交渉前に根回しの交渉をしておくこと」がポイント、
とあったものの、その交渉方法の記載がなく地図でブックオフを確認したことがあるが、
まあそういうことである

読み手の視点で考えてみると、自分に合った項目を実践すれば良く、
さらに1点豪華主義にするのか質より量にするのか選択肢ができる。
「10日で受かる!○○資格試験!」というドリルを解いていてページをめくったら、
「11日目」があったのでカレンダーで資源ごみの日を確認したことがあるが、
まあそういうことである。

双方にメリットがあるのならば、筆者もやぶさかではない。
どのようなタイトルならば、筆者の持つノウハウを読者の皆様にお伝えしつつ、
読者の関心を集めることが出来るだろうか。


「2進数を理解する 100の方法」

どっちだ。100って、どっちなんだ。
10進数なのか、2進数なのか。


「これだけ知っておけば大丈夫!ビジネスマナー選 3000」

選んだ?ねえ、ほんとに選んだ?


「この本を買わけなければならない ただ1つの理由」

買う前には読めないし、買っちゃったら理由は要らないし。
このはしわたるべからず、みたいなことになってるぞ。


「5歳までに習得するべき 40のプログラム言語」

まさにドッグイヤー!IT業界の時の進みは7倍だぜ!


「日本の珍しい苗字 8000万種」

趣旨が変わってきてますよ。


「プログラマが習得すべき 最低限の1つの言語」

日本語。


「デスマに巻き込まれるあの人が実践してる 4989個の仕事術」

既に、数字が四苦八苦してるがな。


「徹夜明けに混ぜて飲むべき 栄養ドリンク12種」

や、やめろ。医薬品って読めないのか。っていうか、なんか固形ぶゴクン。


「1銭定食屋 100選」

どっちだ。だから、どっちせんなんだ。


「今回こんなネタで すみま選」

たまには真面目な話を。

「報告したいと思います。
 不具合の原因は、判定する条件の不足にあったと思います。
 2時間の作業で修正可能だと思います。
 今後気をつけたいと思います。」

後輩から届いた報告メールの抜粋だ。
この現場に新人のときに配属されて4年。
私が求めている4年目の技術者が書く報告メールではなかった。
私は彼を呼び出した。

「報告メールを見たよ。直して欲しい事があるんだが、分かるかい」
「はい。条件を増やして修正します」
「そうじゃないんだ。あ、いや、それもなんだが。
 報告するときには、事実と、自分の考えを分けて書くんだ。分かるかい?」
「はあ。考え・・・ですか。
 分かりました」
「幸い、今回の修正には時間もまだある。さっきのメールを修正して再提出してごらん」

机に戻ってPCと格闘する彼の頭の上に、?マークが見えるようだった。
15分ほどすると、?マークが!マークに変わったようだ。
私のPCにメールが届いた。

「報告したいと考えます。
 不具合の原因は、判定する条件の不足にあったと考えます。
 2時間の作業で修正可能だと考えます。
 今後気をつけたいと考えます。」

悪いのは彼ではない。私の指摘の仕方が悪かったのだ。
さらに言うならば、先日まで彼の上司だった男は、報告に誤りがあると全てを報告者のせいにする男だった。
おのずと、報告に防衛戦を張るような仕事にならざるを得ない。
だからこそ彼は断定を避けたのだ。

だが、私は指摘しなければならない。
それが彼のためだからだ。
いや・・・彼のためだと、考えるからだ。

「言い方が悪かったな。
 これは客観的事実、これは主観的な判断というように書くと、君の上司は判断がしやすいね。
 読み手の立場になって書いてごらん」
「・・・はい。分かりました。やってみます」

30分でメールが届いた。

「報告します。
 不具合の原因は、判定する条件の不足にありました。(恐らく)
 2時間の作業で修正可能です。(遅れるかもしれません)
 今後気をつけます。(気をつけてはいるのですが)」

ため息で、机の上の書類が4枚ほど床に落ちた。

さて、前回の更新からずいぶん日が開いてしまった。
ありがたいことに、その間に多くの更新へのご要望を頂いた。
次回の更新は期間が空かないようにしたい、と思う。(遅れるかもしれません)

説明しよう。

IT業界に属さない方々から、お前のブログはよくわからない、というご指摘を頂いた。
ふざけるな。俺も分からん。

そこで、少しでもご理解の足しになるよう、不定期に用語集を作成することにした。
今回はその第1回、記念すべき最終回である。

【デスマ】
  デスマーチの略。
  直訳すると、死の行進である。
  プロジェクトの状態が「ガソリンスタンドまで行くガソリンが残っていない車」
  になってしまった様子を指す。
  実際にデスマになると、行進する暇などないので安心である。ただのデスだ。
  いや、デッドか。


【タブ】
  プログラムは、一般的にアルファベットと数字と記号の羅列であるため非常に
  読みづらい。
  その上、上から下に行くだけとも限らず、人間用に考案された言語とは思えない。
  そこで可読性を上げるという、これまた聞きなれない言葉のために、
  インデントと呼ばれる、行頭空間によってプログラムの構造を表現する。
  そのときに用いられるのがタブである。
  ただし、タブは4文字スペースであるべきか、8文字スペースであるべきかは、
  宗教戦争となるから4文字にしろって言ってんだろ、先輩の言うことは聞いとけ。

  がんばれタブチ君とは、いまのところ直接的な関係が見出せない。


【ペアプログラミング】
  ”はーい、じゃあこれから運動会のダンスの練習をしまーす。”
  ”みんなそれぞれペアになってー。”
  という号令の後に、なぜか必ず特定の人が余る現象を、プログラミングにより
  解析しようという試み。
  定数宣言された「かけなび」をリターンすることにより正確なシミュレーションを
  可能としている。
  ちくしょう。


【SNS(ソーシャるネットワーク)】
  対義語:SNS(ソーシャらないネットワーク)


【PM】
  プロジェクトがめちゃくちゃ、の略。
  仮に役職としてこれを名乗る人がいたら、そっと無事を祈ってあげてください。
  お墓の前で泣かないでください。


【コカ・コーラ】
  水。


【ペプシコーラ】
  麻薬。


【眼鏡】
  眼鏡をかけている人には3種類いる。
  視力を矯正するためにかけている人と、魅力を強制するためにかけている人と、
  眼鏡が本体の人である。
  ところで、伊達眼鏡って言うけど、伊達政宗がかけてるアレって眼鏡じゃないよね。


【机の上】
  各種ケーブル置き場。


【机の下】
  各種ケーブル墓場。


【手順書】
  書いた本人にしか分からない暗号。
  ひどい場合には、書いた本人にもわからない。
  必要な情報は記載されていないが、不要な情報は事細かに記載されているのが特徴。
  更新履歴の表はあるものの、真っ白な場合が多い。あぶり出しとの噂。

  例:画面上には数個のボタンが表示されている状況で「ボタンを押す」と記載。
    いろいろ試すと、エンターキーを押すことだったりする。



・・・書いてる方は面白かった。好評なら続編を書く。

技術者魂が浮かばれない。

電気自動車や、低速走行時のハイブリッド自動車は、エンジン音がしない。

「近づいてくるのが分からないじゃないか。危ないじゃないか」という意見が多い。
そのため、擬似的なエンジン音のようなものを発することを義務化する動きだ。

騒音が減って喜ばれるはずの技術革新が招いた悲劇。
冗談のような世論の動きとしてよく揶揄されるが、私は本気で嫌悪感を感じている。
考えてみれば、自動車はエンジン音がするはずだという先入観が原因ではないか。

安全と騒音をとるなら、安全を優先することは理解できる。
だがしかし、「音がしないなら音をさせればいいじゃない」では対応が甘すぎる。
パンの代わりにケーキでは食事にならないのだ。甘すぎる。

ほとんどの場合いつUSBメモリをPCから外しても大丈夫なようにOSを改善。
 ↓
ユーザーの安心感のために「安全なハードウエアの取り外し」をなくさない対応。

Windowsが安定して動作すると、仕事の遅れをアプリケーションエラーのせいにできない。
 ↓
「あえて」そろそろ保存しなきゃなというタイミングで異常終了する対応。

最近ケータイが軽すぎて持ったときにびっくりする。
 ↓
ケータイにストラップをたくさん付けて重くすることで対応。

ハイビジョン対応カメラで撮ったらシワが目立っちゃう。
 ↓
壊れかけのキャメラで撮影で対応。

映画館で映画を見たら迫力がありすぎて手に汗を握った。
 ↓
どうせ握るなら、あの子の手が良かった。

なんか最後の例えは少しだけ違う気もしなくはないが、言いたいことは2つ。

 技術の革新は人を幸せにしない。
 技術者の確信も人を幸せにしない。
 どうせ握るなら、あの子の手が良かった。

思い込みをなくすことは出来ない。
ただ、思い込みで起こった事故を、人のせいにするのはやめようよ。
そんな思いを込めて書きました。
どうせ握るなら、あの子の手が良かった。
そんな思いも込めて書きました。

追伸。

ノイズが多い文章なのは、恋をしているから。
乙女だから。
乙女なの。
見た目はオッサンで中身もオッサンだけど乙女なの。
あと、変じゃなくて恋なの。変態言うな。

システムテスト報告書。

【報告】ドラえもんのシステムテスト結果について。

時下ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。平素は格別のお引立に預かり厚く御礼申しあげます。
さて、先日ご注文を頂いておりました、ドラえもんのシステムテスト結果につきまして、下記の様に
ご報告を申し上げます。

 1:日本語を喋ること。語尾に「〜だっちゃ」「〜ナリ」「どっきゅん」などを付けて、意匠に関わる懸案事項を抱えていないこと。
    → OK。ただし、ごく初期のテレビアニメにおいて「〜なのら」を付けていたとの未確認情報があり。再現せず。

 2:四次元ポケットへのヒューマンインタフェースとして機能すること。バッファオーバーフロー警告のために、ガラクタを入れておくこと。
    → OK。ただし、冷徹なロボットであるため、慌てるということは運用上有り得ないと判断する。

 3:21世紀のツンデレブームと、妹ブームを見越し、量産型の後継機種を「妹」と呼称すること。
    → OK。ただし、技術革新によるスペックの差を人間に納得させうる言動を取れるかは不明。

 4:使用者に対し劣等感を抱かせないこと。
    → OK。物理的に「じゃんけん」に弱く設計してある。

 5:脆弱性や不具合が発見されたときには、使用者の利便性を損なうことなくアップデートを行えること。
    → OK。アップデート時には再起動を必要とするが、使用者に意識させぬよう、夜間に周囲が暗くなるとフスマを閉めてから行う。

統括。
IT業界で実際に行われるテストでは、テスト結果の判断をテスト担当者にすべて委ねるという、改善の余地しかないテストが横行しているため、こんなテストを書いちゃだめだよという例えを書き始めたらこうなってしまったことをお詫びして訂正申し上げます。
いや、ほんとにあるんだって「正常に動作すること」みたいな試験。どうやって確認するのよそれ。だいたい仕様書を受け取った記憶がないっていってるそばからなんですかそのペンライトみたいなものはえ?この先をよく見てろ?うわまぶしっ!

ご多忙の折、誠に恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

いまはむかし

BODY:
むかしむかし、あるところに、SEとプログラマーが住んでいました。
SEは山に、しばかれに。
プログラマーは川に、選択式UI実装上の不具合の修正に行きました。

プログラマーがソースコードを眺めていると、廊下の向こうの方から、どんぶらこーどんぶらこーと古いパソコンが事務用の椅子に乗って転がってきました。
プログラマーはもう5台もパソコンを持っていましたが、つい反射的にそのパソコンを持って帰ってしまいました。

会社にパソコンを持ち帰ったプログラマーはSEに報告しました。
SEは真っ青な顔をして言いました。「お前、機密保持契約って言葉知ってるか。どうするんだよ、そのパソコンに業務情報入ってたら」
確かめるためにはパソコンを起動してみなくてはいけません。
こんなこともあろうかと、プログラマーは得意げに、電源ケーブルとモニタケーブルとキーボオードとマウスをどこからともなく準備しました。ただの、電子機器が捨てられないプログラマーです。
早速パソコンの電源を入れてみると、あら不思議。パスワードを求められます。
まさかとは思いましたが、パスワードなしでエンターを押しても反応しません。どうやらきちんとした現場から出て来た子のようです。
それでも中身を知りたかったプログラマーは、passwordと入力してみたところ、見事にアイコンだらけのデスクトップが表示されました。

デスクトップには「新しいフォルダ(18)」が存在しています。一瞬、大人用の新しいフォルダかと思いましたが、前の持ち主がただの横着なだけである事に気付いて少し落胆したSEを横目に、プログラマーは中身を確認していきます。
「ディスクトップ」「ハドーディスク」「優先LAN」「ガテウエイ」「エクセる」などの微妙なテキストも気になりましたが、Cドライブの空き容量2%のCドライブに対し、空き容量99%のDドライブというバランスが最も気になりました。
ログを見ると毎日電源は入っていたようですが、特にお仕事に関係するような情報はありません。「重要」と書かれたフォルダには、ソリティアのショートカットが入っていました。そういえば窓際方向から流れた来たようにも思います。昨日まであの席に座っていたかは、いまごろどこに行かれているのでしょう。

めでたしめでたし。

SE「言い忘れてたけど、さっきしばかれてきた仕様変更の件だけどおいこら寝るな」

カテゴリ増えました。

BODY:
これまで「フィクション日記」と「偽技術」の2つしかカテゴリがなく、「きゃー!ディジタルっぽーい!他にネタがないとかじゃなくて、2つだけで勝負してるー!かっこいー!他にネタがないとかじゃなくてー!」と結婚希望者が殺到するかなと思っていたが、どうやらそうでもないようなので、ジャンルをひとつ増やすことにした。
まめ知識として、ここまでを句読点通りに読むと、とても息が切れる。

Twitter社の買収が水面下で熱いらしい。
水面下が熱かったら、水がお湯になっちゃうじゃないか。下は大火事、上は洪水じゃないか。

googleとFaceBookが、買収交渉しているとの噂。
しかし10億ドルとも言われるTwitter社の時価総額。この2社とて容易ではないはず。
ここでもう一社ぐらいが「じゃあ俺も」と手を挙げたら、googleとFaceBookが「どうぞどうぞ」と言う流れになるはずだ。

では、もう一社とはどこか。仮にそこが買収したら、Twitterはどうなるのか。
考えてみたい。

仮説1:Amazonによる買収。
 「こんにちは、かけなびさん。おすすめのツイートがあります。」
 「このツイートをRTした人は、こんなツイートもRTしています。」
 「配送状況の確認」

仮説2:Adobeによる買収。
 「TwetReaderをアップデートしました。システムを再起動して下さい」
 「TwetReaderをアップデートしました。システムを再起動して下さい」
 「TwetReaderをアップデートしました。システムを再起動して下さい」

仮説3:楽天による買収。
 「エントリーでフォロワー数3倍!」
 「緊急期間限定セールでフォオワー数10倍!&特典付き!」
 「このツイートを評価して下さい。今後このフォロワーからのお知らせメールを希望しますか?」

仮説4:Microsoftによる買収。
 「TwitterUpdateへようこそ」
 「TwitterSearchのインデックスが作成されていません。インデックスを作成しますか?残り時間 17時間54分」
 「Twitter連携するExcelで驚きの新体験 (Office Proffesional 以上)」

仮説5:某放送協会による買収。
 「ちわー、某放送協会でーす、利用料のお支払いをお願いしまーす」
 「いや、うち、”ついったー”やってないんですよ」
 「でも、パソコンは持ってるでしょう?払って下さい」
 「持ってません」
 「でも、ケータイは持ってるでしょう?払って下さい」
 「持ってません」
 「でも、ツイッターって言葉知ってるでしょう?払って下さい」
 「たすけてー」

これはもう対立なんてしてる場合じゃない。電子書籍に参入したいgoogleがFaceBookと手を組んで、googleBookとかになりゃいいじゃないか。余ったFaceの部分は、古本屋のBookOffにでも買ってもらって。FaceOffに。

※ FaceOffはジョン・ウー監督のアクション映画。1997年に制作され、アメリカに進出したジョン・ウーの出世作。彼が手がけたものの中で『レッドクリフ』や『ミッション:インポッシブル2』に次いで成功した作品といえる。(Wikipediaより)

マイナーだけど好きなんだよ俺は。フェイスオフが。ニコラス・ケイジがずっと泣く直前みたいな顔で。

プロジェクト名って怖いのよ。

プロジェクトには魂が宿る。
いきなり非科学的な入り方をしたが、IT業界に5年ほど身を置くと、そんな事を考えるようになる。
人が携わる以上、そこには数字で割り切れない何かがある。

人は自称や物体に名前を付けたがる。
区別するという名付けが持つ本来の意味を超え、昨今で言うところの擬人化のために名前を付ける事もあるようだ。
現実に、私の愛車である日産マーチには「まいっちんぐマチ子さん」という凛々しい名前が付いているわけだ。

さて、プロジェクトには名前が付けられている場合が多い。
愛想のない「金融取引の高度高速化と円滑化のためのシステム」といったものもあれば「M51」といったウルトラマンがやって来そうなアルファベットだけの名前もある。
アメリカの某半導体メーカーなどでは世界各地の川の名前をプロジェクト名に設定したりする。固有名詞や地名には著作権がないかららしい。なるほど、プロジェクト名を訴えられたらシャレにならん。プロとしての仕事がリジェクトされてしまう、プロジェクトだけに。ほら、シャレにならん。

だが、関わっている者が望むと望まないに関わらず毎日見聞きしなければならないプロジェクト名には、もっと意思を持たせるべきではあるまいか。
ここでプロジェクト名を考えてみる。

プロジェクト:「不夜城」
 決して止まる事の許されないシステム開発のプロジェクトに命名。システムに命名するならまだしも、開発現場が不夜城になった事は言うまでもない。

プロジェクト:「シンデレラ」
 ユーザー認証にガラスの靴のような精密さを求め、狙ったユーザー以外はログインさせないという鉄壁のセキュリティ。開発要員は12時になるとカボチャの形をした終電が迎えにくるという。あ、昼間は奴隷のように働かされたとか。

プロジェクト:「明智光秀」
 敵は仕様変更にあり!と勢い付いてクライアントの元に言ったが、三日後には全て言いなりだったという伝聞が残っている。本能寺ではなくプロジェクトが炎上。

プロジェクト:「365歩のマーチ」
 不具合は〜♪ちっとも減らない〜♪だ〜から〜直してゆっくんだね〜♪1日で1つ〜3日で3つ み〜っつなおして ふたつバグる〜♪
 間違いない。別のマーチになってる。日産じゃない方の。デスが付く方の。言わせんな。

プロジェクト:「全自動デバッグマシーン 人力君2号」
 おい誰だ。ここに俺の昔の企画書を混ぜといた奴は。

ここまで書いて分かったが、システム名とプロジェクト名を混同しているのではないか。
でも、大丈夫。
プロジェクトマネージャーの略は、PM。
システムマネージャーの略は・・・あれ?

中華料理とIT技術者。

「すみません、ラーメンとご飯をお願いします」
「お客さん、すみません。今日はご飯を切らしちゃいまして。あ、でも、チャーハンなら出来ます」

実話だ。

てっきり、ご飯を中華鍋の上であれこれすることで、チャーハンが出来上がるのだと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
大人の事情が透けて見える。

しかしここで、件の中華料理屋を責めてはいけない。
似たような、いやそれ以上に論理が破綻した状況というのは、我々の周囲にいくらでもある。

「単体試験は終わってませんが、結合試験は完了してます」
「設計書はありませんが、製造中です」
「仕様書はあとから出ますから、リリースしてください」
「サブシステム間のインタフェース仕様は、想定で設計してください」
「テストよりもリリースを優先して、運用でカバーするから」

全て聞いた事がある。
さらにはいくつかは言った事がある。そうだな5つぐらいあるかな。

文末だが、事実を述べておく。
件の中華料理屋は、地域最速で閉店した。
つまりそういうことだ。

「え?不具合管理表は後から書くからとにかく直せ?いや、でも、それは・・・あ、ラーメンおごって頂けるんですか。仕方ないなあ、チャーハン付けてくださいよね。ちゃんとご飯から作るやつ。注文したら厨房の奥から電子レンジの音がしないやつ」

鼻うがい。

「痛くない鼻うがい ハナノア」である。

ただの生理食塩水のくせに、980円と大変高価。
だが、さすがに高価なだけあって効果がある。
アーといいながら鼻から流し込むと、もうなんていうか、えらいことになる。

もしかして私の鼻低すぎ!?

それはそうとして、鼻うがいをしたことがある人の方が少ないはずだ。
かく言う私も、この製品を買うまで、鼻うがいをしたことはなかった。
そこで「痛くない鼻うがい」だ。
たったこれだけで「あ、鼻うがいって痛いんだ、でもこれを使うと痛くないんだ」という事がわかる。
仮に鼻うがいが痛いものではなかったとしても、このキャッチコピーは嘘を言っていない。
にも関わらず、革新的商品のような印象を与えうる。
他に使えないものか。


「二日酔いにならないお酒 フリー」
「バッテリーを気にしなくて良い電話機 固定電話」
「つらくない深夜残業 デスマ」

応用など不可能だったらしい。
まあ、会社の大掃除をしながら考えるのだから、この程度だろう。
掃除に集中しているのだ。

だがしかし、大掃除をしていたら鼻の置くにホコリが溜まったらしい。調子が悪い。
まさかこれを会社のお手洗いでしなければならないとはな。

説明書を再読。あーと言いながら鼻に流し込む。
あーびちゃびちゃびちゃ。
「お、こんなとこにいたんですか。お客さんから電話ですよ、かけなびさ・・・うわ!」
びちゃびちゃ。
べくしっ。

次は精神的にも痛くない鼻うがいをお願いします。

ネーミング。

「痛くない鼻うがい」

素晴らしいネーミングだ。
鼻うがいなどしたことがない人でも「あ、鼻うがいって痛いんだ、でもこれを使うと痛くないんだ」と理解できる。

公平性。

あまり知られていない事だが、世の中の飛行機のほとんどは、離陸と着陸の回数が同じだ。
きっとあなたが電車に乗った回数と降りた回数も同じはずだ。
いただきますとごちそうさまも、同じ回数だろう。

だが、世の中にはバランスの悪い事がいくつも存在する。
私を例えにだすと「好きだ」と言った回数と言われた回数が、明らかに異なる。
妙な事に「好きだ」と言った回数と失恋の回数に関係が見られるが、あえてここでは触れない。
なぜなら、私の精神力が残り少ないからだ。こんなことで教会のお世話になるわけにはいかない。

毎日の職場に目を向けてみると、「お先に失礼します」と言った回数と言われた回数のバランスが悪い。
そう。言われ過ぎなのだ。
毎日言われるが、今年に入って言った事がない。
決して私が挨拶が嫌いなわけでも失礼なやつなわけでも、「今日はこれにてドロンします」などの昭和のギャグを炸裂させているからでもない。
退社するときにはきちんと毎回戸締まりをして帰るような、よく出来た男だ。
戸締まり。
お先に失礼しますは言ってないが、戸締まりは毎日。
それはつまり。
他の人よりしごとがおそ

・・・どこからか声が聞こえる。
おお、かけなびよ。死んでしまうとは情けない。

あー、進捗率が半分にー。あー。経験値はそのままだけどー。体力が半分しかー。あー。
わからない人は、ドラクエを知ってる人に聞いてねー。

閑話休題。
そろそろ技術的な事を書かなければ、ただのフィクション日記ブログだと思われてしまう。
第一印象が大切よ!
いまならまだ間に合うわ!
なにか、なにか技術的な事を言うのよ!

ブログを書くプログラマー。ブログラマー。

よしっ!

ソフトの親切設計。

「このファイルには変更があります。保存してから終了しますか?」

ウインドウを閉じようとした時に表示される、この類いのメッセージ。
とても親切だと思う。

仮に、こうだったらと思う。
「操作に従ってウインドウを閉じましたが、先ほどのファイルを保存したのは47分前でしたね」

機械がユーザーの言う事をそのまま鵜呑みにしてはいけない典型ではなかろうか。

しかし。
しかしである。
所詮、機械と人間。分かり合える部分の方が少ない。
特に2次元への恋心はそうだ。
こちらがどれだけ想ったとしても、彼女達に取っては1bitのフラグでしかない。所詮は全てプログラムされた微笑みであり愛情。ああ、それなのに。

話がそれた。

あなたも経験があると思うが、なんら変更をしていないにも関わらず「保存してから終了しますか?」が表示される事がある。
人間にとっては変更がなくても、機械にとっては変更があるのだ。
あなたにとってはささいな事だったかもしれない。でも私にとっては大きな事だったの。
わたしにはスタートでも〜あなたにはゴールだったぁ〜。

音程がそれた。

全く変更したつもりがないのに、変更したと言われた、あの不安感。
自分は何か手を加えてしまったのか。それとも何らかのマクロが動いたのか。いやいやソフトの不具合。まさか前回消したファイルの怨念がおんねん。

ああ、日付が変わっただけか。なるほどね。自動的に今日の日付に更新されるのか。すごいなあ。えーっと、自動的に今日に合わせてるマクロはどこだ。これを解除して、手動で入力して、保存と。
仕方ないだろ!期限が昨日までの書類なんだから!!

現場でインフルエンザが猛威をふるっている。
120人程の居室で3人も感染した。
なぜ現場を閉鎖しないのか不思議でならない。一生懸命危機感を煽っているというのに、まだ足りないのか。閉鎖しろ、閉鎖。残業はんたーい。仕様変更を許すなー。

責任者が動いた。

全員マスクをして仕事をしろとの事。

最近のマスクはすごい。装着後に広げるタイプだと、顔の半分以上は隠れる。
不思議な事が起こった。
そんなマスクを全員が装着しても、業務に差し支えがないのだ。
お互いの顔を認識できる。ひと間違いも発生しない。
人間がお互いを認識するのに、目より下は重要でないという事なのか?

試すことにした。

まずはデフォルト。マスクを装着した状態で、同僚に話しかけてみる。
「なんですか?かけなびさん」
認識されている。

続いて、眼鏡もかけてみる
「目が悪かったんですか?かけなびさん」
認識されている。

髪型も変えてみる。
「さっきからなんですか」
そうだ、こいつは奥さんが美容院に行った後も気づかず、修羅場を迎えた男だった。

やはり目で認識されている気がしたので、目隠しをしてみた。
「ごん」
壁に当たった。こういうことはするものではない。

もういっそ顔を隠すことにした。紙袋を頭からかぶる。
「いったい何がしたいんですか。かけなびさん」
なぜだ。これで、なぜバレる。
「声・・・ですかね」
なるほど。声か。どれだけ顔を隠しても声で識別する事が可能だったのか。人間同士のコミュニケーションとは、これほどまでに冗長化されているのだ。感心する。

感心している間に後ろから怒鳴られた。
「なにやってんだ!おまえは!!」
声を発していないのだから、俺とはわかるはずが。
「会社で紙袋かぶるバカはお前ぐらいだ!」

上長の冗長化は、さらに進んでいた、か。

2013年6月3日月曜日

道に迷ったときは、下り坂に行ってはならない。

忌むべき存在の話をする。
「New iPod touch  16GB」

唯一の、外側カメラがないiOS6が動作する端末。

アプリケーション開発にとって最大の敵。
端末の機能の差。

端末を販売しサポートするチームにとって最大の敵。
端末の機能の差。

固有名詞が定着するにあたって最大の敵。
端末の機能の差。

世代の差はあるにせよ、iPhoneと言えば皆が同じ機能を思い浮かべる。
それがiPod touchでは失われてしまった。
同世代のiPod touchの間で、動作するアプリケーションと動作しないアプリケーションが生じる。

販売戦略として、低価格化を図らなければならなかったことは自明だ。
Androidの端末が150ドル以下で販売されている中で、電話機能がないにも関わらず200ドルを超える端末の販売が伸びるとは考えにくい。

A5チップの在庫処分を含め、完全に時代遅れになる前に、製品の形にしてしまうという戦略もあるのだろう。そこに、外注品であるカメラ基盤は、利益を圧迫する物でしかなかったかもしれない。

だが、カメラアプリが動かないiPod touchが本当に失ったのは、ブランドなのではないか。

カリスマが亡くなって、もうすぐ2年。
彼が居たからこそ世の中に出た製品は数知れないが、製品を形にするのは組織だ。

イノベーションは起こすよりも、継続していく事が難しい。
加速のついた車は、ちょっとしたハンドルさばきを誤るだけで大きく道を外れる。

迷っても立ち止まることの許されない辛さを感じた。

2013年6月2日日曜日

建設予定地。
とんてんかんてん。
とんてんかんてん。