2014年4月30日水曜日

技術者は幼少期のあこがれを実現するために努力しているのではないか。

子供の頃読んだ絵本では、21世紀の世界では透明なチューブの中を車が走り、道には公衆テレビ電話が並んでいました。
自動車はチューブの中を走っていないし、公衆電話というものが絶滅しそうだし、人々は無料だというのにテレビ電話を使わない未来が来てしまいました。

さて、スマートフォンの進化は止まりません。
最近のトレンドのひとつは音声操作です。
iPhone4Sから搭載されたSiri。
AndroidのGoogleNow。
WindowsPhone8.1のCortana(コルタナ)。
いかに、人間に対して話しかけているかのごとく動くかを競っています。
冗談を言う機能まで搭載し始めているようです。

ところで、上記を開発したのは全てアメリカの企業です。
一部のカーナビには搭載されているようですが、あまり日本製の製品で、話しかけて動作する製品が目立ちません。

言語的な土台が違うという点は大きそうです。
英語には漢字変換がありませんので、入力された英単語を認識して並べれば、日本語よりも意味を認識しやすいためです。
また、将来的にウエアラブル端末を製品化するための布石とも言えそうです。
画面で操作する機械は、画面を小さくすれば操作性も落ちるという難点がありますが、音声認識ならばそれはありません。腕時計やペンダントのような小さな物でも音声認識ならば操作できるでしょう。

ただ、全く別の理由があるのではないかと考えています。
いま企画や製品開発をしている世代が、幼少期にあこがれていたものの影響を受けていると考えられるのです。

アメリカで、コンピュータとコミュニケーションを取るといえば、SFドラマ「スタートレック」でしょう。
船員が胸に付けたマイクに向かって「コンピュータ」と話しかければ、コンピュータと会話が成立し、宇宙船の操作や、人や物の転送、もちろん調べ物だってしてくれます。
会話を通じて船員達をサポートします。
見た者は、大いに未来を感じたことでしょう。

彼らに取ってコンピュータと会話をすることは、幼少期に刷り込まれた憧れなのではないでしょうか。

さて、日本に話題を移します。
日本で、コンピュータとコミュニケーションを取るといえば、鉄腕アトムでありドラえもんでしょう。
人の形をし人と同じように暮らすコンピュータです。
たしかに会話も出来るのですが、サポートというよりは、お友達のような感覚が印象に残っています。

だからこそ音声認識で機械に命令する技術よりは、ASIMOなどの人型ロボットの技術が発展した、と考えています。

人間が発明してきた数ある道具は、人間の肉体的能力を拡張させるためのものです。
コンピュータは有史以来初の判断と記憶能力の拡張です。
どう使ってよいかわからないならば、無意識のうちに子供の頃憧れていた未来を実現するために技術を進化させることも、あるかもしれません。

今となってみれば笑い話のような、透明なチューブの中の車や、公衆テレビ電話だって、子供が未来に憧れて希望を抱くには大切なことだったのです。
子供が未来に憧れて自分で道を切り開こうと努力する。
そのような世界であり続けて欲しいと願わずにはいられません。

…というわけで…聞こえますか…技術者の皆さん…アンキパンを…アンキパンを作るのです…あれこそが最高のUIであり…唯一の私の資格試験対さk

2014年4月28日月曜日

今週印象に残った一文を紹介する「コンイチ」第1回。

新シリーズ、コンイチです。
筆者が今週印象に残った一文を紹介していきます。
出来るだけ「どのような場面で誰が発した文章か」または「なにから引用した文章か」を明記していけたらと思っていますが、記念すべき第一回はいきなり引用元がありません。
なにかの雑誌だったはずですが、忘れてしまったのです。
もしご存じの方がいらっしゃったらご指摘頂ければ幸いです。

日本の新幹線技術の輸出に関して、JR東海の方へのインタビュー記事でした。
「新幹線の製造技術だけでなく、定時運行や事故の少なさを誇る運用システムも輸出してはどうか」という問いかけに対するご担当者の方の回答がコンイチです。
「もちろんそれも進めて参ります。ですが、超過密ダイヤの新幹線を定時運行できるのは、乗客の方が自発的に整列して迅速に乗降してくださっていることが大きいのです。これは輸出できません

筆者にとっては盲点でした。日本に生まれて日本に育ったものとしては当然だったからです。
「日本人すげえ」で終わらせるのは簡単なのですが、この言葉が出てくるご担当者の方にも頭が下がりますし、なにより「逆に日本でないと通用しないシステムになっている」とも言えるかも知れません。

異なる文化圏でも人々がスムーズに乗降する仕組みも含めた新幹線システムでなければ成功しないのかもしれません。
ものづくり日本とか大きな声で言うのも良いけど、ものづくり自体のバージョンアップが必要だなと感じた一文でした。

2014年4月27日日曜日

都営バスがWi-FIサービスを始めたが、車内や周囲のWi-Fiによる位置情報特定はどうなるんだろう。

スマートフォンの地図アプリ上に現在地を表示させるためには、何らかの方法でスマートフォンが現在地を知らなければならない。
ご存じの方も多いと思うが、これは大きく3つの技術が使われている。

・GPS(A-GPS)
・Wi−Fi情報
・基地局情報

それぞれに一長一短があるので補完し合うようにして現在地を特定している。
加速度センサーで補完する話もあったりするが、詳細は大変長くなるので割愛する。

今回取り上げるのは、「Wi-Fi情報」に関してだ。
Wi-Fiの利便性と関連機器の価格低下に伴い、無秩序にあふれかえっている。
今や普段の生活圏内において、なにかしらのWi-Fiの電波が見当たらない場所の方が少ないという方も多いだろう。
個人家庭には既に行き渡った感があるが、外国からの観光客誘致という大義名分や、携帯電話網からのオフロードという理由もあり、今後も増加は止まらないだろう。

そんな無秩序さに拍車を掛けるべく、新たな仲間が加わった。
docomoの協力による提供であるから、バスに携帯電話の通信網と接続する基地局を持ち、車内にはWi-Fiを提供するということだろう。

先日早速使用しようとしたが、バス乗車後にWi-Fi接続を行うと、Webには使用申し込み画面が強制的に表示され、同意ボタンの上に表示された小さな文字を読んでいる間に目的地に到着して下車してしまい、未だ使用出来ていない。
車に酔ったのは久しぶりだ。
運転士の方が大変丁寧に運転してくださっていたのが印象に残った。

話は位置情報の技術に戻る。
Wi-Fiから位置情報を特定するのは、Wi-Fiの位置が変わらない事を前提としている。
つまり、「○○県××市△△町で、AというSSID(又はMACアドレス)をキャッチした」ということをデータベース化しておけば、「AというSSID(又はMACアドレス)がキャッチできるということは、現在地は○○県××市△△町だ」ということだ。
ここで、AというSSIDが移動してしまっては、行く先々が○○県××市△△町になってしまう。

現実問題として、前職で使っていたモバイルWi-FIルータは、前職の事務所がある位置情報として登録されてしまったらしく、営業に行く先々で位置情報を混乱させていた。
Googleではこういった事態やプライバシーの問題を避けるべく「SSID名の最後に _nomap と付けて貰えれば位置情報登録しない」としている。

さて、都営バスが始めたサービスだが、SSIDは「Toei_Bus_Free_Wi-Fi」である。
繰り返しになるが、Wi-Fiからの位置情報特定は、Wi-Fiが移動しないことが前提だ。

類似のサービスである新幹線の車内Wi-Fiは、車外にほとんど漏れない上に、路線沿いに道路や民家は接近していない。周囲で位置情報を誤判定させる要因は少ないと思われる。

だが、路線バスがWi-Fiを吹きながら動くとなると、話は別なのではないか。
外国からの観光客に向けたサービスが、位置情報サービスを混乱させるという、これからの観光にとっては打撃となるであろう事態を引き起こさない事を願う。

なお、私が試した範囲においてだが、バス車内はそもそもGPSが入りにくいため、スマートフォンはWi-Fiの情報を優先させるような動作をした。つまり発車してから、地図上ではほとんど動かないままバスは終点に到着した。
ちっ。Ingressが捗ると思ったのに。

2014年4月25日金曜日

社会人になって初めての上司に言われた言葉。

私の初めての仕事は、某家電屋での販売のお仕事だった。
当時の私は、とにかくお客様に丁寧に対応することが良いことだと考えていた。
質問には丁寧に答え、値引きにも出来るだけ対応し、販売後の質問にもメーカーとの間に入って対応した。

ある日、上司に呼び出された。
珍しく真面目な顔をした上司は、私に言った。
「なあ。お客さんにとって、最大の裏切りはなんやと思う?」
私はとっさに答えられなかった。
誤った商品説明だろうか。他店よりも高い価格での販売だろうか。業務に追われ接客時間が短くなることだろうか。
正解を探す私に、上司は言った。
「この店がなくなることや」
言葉の意味が分からずキョトンとする私に、上司は言葉を続けた。

「お前は一生懸命やってくれてる。きっとお客さんも満足やろ。でもな。それがずっと続けられるか。お客さんは他の店員にも同じ対応を求め始めるし、値段だって次はもっと値引いてくれ言うやろ。それじゃ店がもたんのや。お客さんを裏切らんためにも、店が継続できる努力をせなあかん。お客さんを育てなあかんのや」

黙って聞いていたが、私は内心で納得していなかった。
目の前のお客様を満足させられずにお店が続いてなんの意味があるのか。
ひとりひとりのお客さんの積み重ねではないのか。

だが、もやもやしながら2ヶ月が経過したころ、上司の言うとおり私のやり方は間違っていると実感していた。
お客様と話しているだけが仕事ではない。
お客様を優先した結果、それらすべてがおろそかになり、結果としてお店の質を落としていた。
お客様は、ポスターがなければ店員に尋ねる。店員は質問に答えている間忙殺される。お店作りが出来ない。お客様への情報が足りないお店になる。店員に尋ねる。
悪循環だった。

ようやく上司の言葉の意味を理解した私は、お店の継続とお客様との関係向上を考えて業務にあたるようになる。
お店がなくならないように。
ひとつの神対応も大切だが、お店があり続けることが何よりも神対応なのだと。

ここまで読んで頂いた方にお伝えしたいのは、継続できない仕事のがんばり方をしないで欲しいということ。
目の前の仕事ももちろん大切だが、あなたが仕事が出来なくなることが最大の裏切りなのだ。
あなたが継続して質を良くしていける仕事の仕方をして欲しい。

後日談だが、私が数々の貴重な経験をしたお店は、いまはもうない。
おい!どうすんだ!このポイントカード!

2014年4月23日水曜日

オバマ大統領来日報道を見て、やっぱりテレビに失望した。

目を覚ますと、壁掛け時計が止まっていた。
仕事に行く準備をしようにも、いま何時か分からないのは不安でテレビの電源を入れた。
朝の情報番組をやっていた。
今夜オバマ大統領が来日することに関連した報道のようだった。

カメラマンを携えたアナウンサーの女性が東京駅のコインロッカーで通行人の方に声を掛けた。
「オバマ大統領の警備の関係でコインロッカーは全て使えないんですよ」
通行人の方が答える。
「え!そうなんですか!?それは困りました・・・でも仕方ないですね」
カメラは右にパンし、アナウンサーの声がする。
「ご覧のように荷物の一時預かりは長蛇の列です!」

シーンが代わり、羽田空港。ジュースの缶を持った男性が遠巻きに映っている。
「あー、男性が缶を捨てようとしていますが、ゴミ箱は全て封鎖されています。あ、いま、諦めたようです」

スタジオが映る。司会者がコメンテーターに話を振る。
「買い物のために地方から来た方などは、ホテルをチェックアウトしたあとの荷物に困りますねー」
司会者がカメラを向く。
「さて、オバマ大統領が今夜首相と向かうお寿司屋さんにも聞いてみました」

私は、朝の慌ただしい時間にも関わらず、仕事に向かう準備もできず呆然としていた。
いったいなんだこれは。
オバマ大統領ドタバタ劇でも見せられているのか?
報道機関を自負するのならば、なんのためにオバマ大統領が来日するのか、なぜ国賓対応にも関わらずミシェル夫人は来日しないのか、交渉は何が課題で、何が目標で、合格点はどこにあるのかを伝えるべきではないのか。
そうでなければ、来日が終わった後に、何を振り返ることが出来るのか。
なんの仮説も出さずにダメ出しだけするなど、子供でもできる。

寝起きで頭に血が上ってしまったが、少し冷静になれば分かることがある。
時計代わりにスイッチを入れた私などは、テレビ番組の作り手が想定するターゲットとは違ったのだろう。

有名なロシアンジョークにこんなのがある。
「ラジオには3つしかない。正確な情報と、たぶん正確な情報と、不正確な情報だ。ひとつめは時報で、ふたつ目は天気予報。みっつ目は残り全部だ」

そういえば地デジになって、遅延の関係で時報すらなくなったな。

最後に想定するターゲット外から、これだけは言わせて欲しい。
封鎖されたコインロッカーの前で取材するのは分かった。だが、しばらく封鎖されるなら事前に周知すべきこそが報道機関の仕事だ、と私は思う。困っている人を報道するなど、自らの無能さと無力さを自慢しているようで滑稽でしかない。

ああ、それから。呆然としていたら遅刻寸前になった私の事は取材に来ないように。

2014年4月19日土曜日

自由とは何か。考えさせられた。

会社の近くの定食屋さんの店内に貼ってあったポスターがきっかけであった。


それ自由か?

2014年4月10日木曜日

IT技術者7つの大罪

高慢

「目立つ感じに」っておっしゃったから、背景を黒にしてピンクの文字にしたんですよ!なにか文句があるんですか!

物欲

モニタが・・・モニタがもう一枚あれば・・・。 

ねたみ

あいつの現場、毎日帰れるんだって。いいよなー。

憤怒

あ?WindowsVistaで開発しろだあ?

貪食

たしかに俺は食べ物にはこだわらないと言ったけど、コカコーラとペプシコーラを間違えるのは許せん。

色欲

どうしてこれだけ技術が発達しても、人は二次元に行けないのだろう。

怠惰

はい、環境できましたよ。パスワードは画面の横に付箋で貼っておきましたから。

2014年4月9日水曜日

とればとるほどあがるもの、なーんだ?

営業   「仕事をとればとるほど、給料があがる!」

経営者  「優秀な技術者をとればとるほど、生産性があがる!」

課長   「塩分をとればとるほど、血圧があがる!」

プログラマ「バグをとればとるほど、進捗率があがる!」

お前ら、それ全部幻想だから。
正解は、「税金」だよ、言わせんな恥ずかしい。

プログラマ「あの・・・僕のも幻想なんですか・・・」

2014年4月8日火曜日

HWD14がお茶目で困る。

先だって「部屋とワイマックスと私」でも触れたが、いまの私にとってインターネットと繋がる唯一のゲートは、Wimax2+端末であるHWD14だ。
私が購入したのは2014年3月であったのだが、2013年の発売当初のソフトウエアの品質は褒められたものではなく、それから数回のアップデートがされようやく安定してきたというのが世間の評価のようだ。
確かに購入初日にスタッフの方に、なによりもまずソフトウエアアップデートをしてくださいといわれたのを覚えているし、そのようにした。

ところで、さきほどからカバンの中でがんばっているはずのHWD14のWi-fiの電波が見つからない。
取り出して見ると原因が分かった。
Application Not Responding・・・通称ANR・・・まさかお前とこんなところで会うとはな。
いやしかしGooglePlayに非対応のAndroidが名乗れそうで名乗れないソフトウエアがANRを起こすとは、意表を突かれた。
しかも「設定(設定)は応答していません」という強調っぷり。

ちなみに「待機」をタッチすると、数十秒後には何事もなかったかのように復帰するので、もし発生した方のご参考になれば幸い。
なんで詳しいのかは聞かないで頂きたい。かれこれ10回以上見たんだよ言わせんな恥ずかしい。

HWD14の場合は「モバイルWi-fiを持ち歩いてインターネットにつないでいる」というよりは「Androidスマートフォンでテザリングしている」と考えた方が良いかも知れない。

2014年4月7日月曜日

俺に届く迷惑メールがこんなにネタ満載なはずがない。

こんにちは。
面白いWebページを見付けたので、後でiPadで見ようとURLを自分に送ったら迷惑メールと判定されたかけなびです。

さて、諸事情により未だガラケーである私の携帯電話ですが、時々訪れる迷惑メールのビッグウエーブがまたやってきたようです。
24時間ひっきりなしに届くので、総務省の迷惑メール受付への転送が捗ります。
そんな迷惑メールですが、時々読んでみると、狙っているのか狙っていないのかものすごく微妙なギャグが仕込まれていることに気付きました。
いくつかご紹介しようと思います。

まずはこちら。ロト6の当たる番号が教えて貰えるサイトだそうです。
3等が6名に対し、3等以下が1名。
ロト6は数字を選ぶ宝くじですが、こんな風に数字に弱い人にお伺いしちゃって大丈夫でしょうか。

次はこちら。定番のエロ系ですね。
電話したらいいのかメールしたらいいのか、おじさんは今時の若者についていけません。
ところで、「今なら6,000分ポイント」ですが、「何かが100時間分」という意味ではなく「¥マークが何かしらの理由で抜けた」ようです。この2時間後に届いたメールでは¥マークが増えていました。エスケープ文字だったんでしょうか。

続いてこちら。競馬の予想サイトです。
ここに至るまでも、敬語とそうでない文章が入り乱れていたので、てっきり日本語が不自由な方かと思っていましたが、どうやら上記の画面の文章はそういう問題ではないようです。
「競馬サイト会社名」が運営する「必勝競馬」。
おい!「競馬サイト会社名」って変数名だろ!代入と置換に失敗してるぞ!デバッグ担当者誰だ!
すみません。思わず私が取り乱してしまいました。ちょっと身近な不具合だったもので。
なんにせよ、あまり予想屋には向いていないシステム屋の仕事です。

お次は定番の誤記系。たぶん出会い系です。
当然の連絡を謝る必要があるんでしょうか。突然なら謝って欲しかった。
ちなみに、信頼できない情報筋によると「800万の後に”円”と書いていないのは、裁判沙汰になった時の抜け道。ポイントかも知れないし、リラかもしれない」とのことでした。

今回最後のご紹介はこちら。
・・・分かりません。
1406%がプレゼントされるんでしょうか。
悩んでいたら、同じアドレスからまた届きました。
ってことは、さっきのは、また変数名みたいなのが出力されてたってことじゃねえか!
バグってんじゃねえか!
ってことは、■プレゼント■の後はnullだったから妙なところでメールが終わってたのかよ!
デバッグしろってあれほど言ったろ!お前ら仕事なめてんのか!いい度胸だ!俺が本当のデスマを見せてやる!ちょっと来い!

と叫びながら総務省に転送しました。

2014年4月6日日曜日

GoogleAdsensのエイプリルフールネタがマニアックだった。

エイプリルフールは、ネタを仕込まなきゃいけないような雰囲気にすらなってきた昨今ですが。
さすがは世界有数の広告代理店であるGoogle様、4月1日にAdsenseにログインしたときの画面が一瞬何事かと思ったのでご紹介します。

まずは通常の画面。自分のサイトで広告収入がどれだけ出ているか表示されます。
つまり私のサイトでの広告収入のうち、0.0%が日本からのアクセスという事です。
・・・どゆこと?

まあその辺は今回の本題と外れるので触れません。いつか触れます。
この画面が、エイプリルフールにはどうなっていたのか。

円グラフの代わりにエウロパが表示されています。
木製の衛星であるエウロパは、内部に液体の水が存在する可能性が指摘されており、地球外生命体の存在もあり得るとされています。
つまり、私のサイトの広告収入のうち、2円はエウロパからのアクセスによるものということです。
先日、宇宙人が地球にはびこっていることに触れたあたりが影響していそうです。
15円の売り上げ中、2円がエウロパからの売り上げですから大口顧客です。
かけなびブログは、エウロパを応援しています。

なお、偶然にも別のサイトで宇宙関連の調べ物をしていた筆者は、上記がエイプリルフールネタだと気づくまで20分かかったということです。
エウロパ100%。

※厳密にはインプレッション収益なので15円の売り上げではないらしいです。

2014年4月5日土曜日

出世稲荷神社と聞いて。

某所に、出世稲荷神社なるお社があると聞き、お参りしてきた。
もうなんていうか、お名前が素晴らしい。


神々しい。
素晴らしい。
よしでは早速お参りを・・・。

「出世カルチャー教室」。
神様。これは人間の原罪にございますが、お名前が、あまりにあんまりでございます。
なんていうかこう、週末に喫茶店で綺麗なお姉さんに1時間説得されてハンコを押したら奥から怖いお兄さんが3人出てきたと思ったら力業で連れて行かれて参加する類いのセミナーに聞こえます。知らんけど。

ちょうどこの後、投げたお賽銭がお賽銭箱に入らず、あたふたとお社の前で小銭を探すオッサンが目撃されているが、私との関係はコメントできない。

2014年4月4日金曜日

SSLのこと詳しい?

「ちょっと調べなきゃいけないんだけど、SSLのこと詳しい?」
「ああ、毎日使ってるから大体分かるよ」
「え?毎日?・・・ああ、買い物とか?」
「仕事が多いけど」
「あ、そうなの。じゃあ教えて。証明書を用意しないといけないんだ」
「証明書って、遅延証明書?」
「いや、サーバ証明書だけど、なにそれ」
「ちょっと待って、SSLって・・・湘南新宿ラインのことじゃなくて?

※昨日とは打って変わって実話です

2014年4月3日木曜日

サクラの季節になると思い出す現場がある。

随分と昔の話だ。
情報セキュリティを重視しているとされた現場で、個人のICカードで入った部屋には、ワイヤーロックされた開発用パソコンがあった。
電源を入れれば、まずは12桁以上の起動時パスワードを求められる。
暗号化されたHDDからWindowsが起動し、ログインパスワードもまた12桁以上。
パソコンの操作を3分間しなければ、画面はロックされる。
USBメモリの使用はもちろん禁止であるし、インターネットへの接続もない。
用意された開発機材には最低限のアプリケーションがインストールされ、資産管理とウイルススキャンソフトが常駐して目を光らせている。

それほど難しくはない業務ではあったが、マイクロソフトオフィス2003を一式と、サクラエディタで開発しろ、というのはあまりにあんまりな話ではあった。

プリンターはあったように思うが、もちろん紙や資料を部屋から外に持ち出すのは禁止だ。
そもそもプリンタのドライバは私に与えられたパソコンには入っていなかった。

業務の内容は、比較的単純なコーディングだった。
しかし、とにかく量が多い。
さらに、動作検証環境が手元にないため、ミスがあった場合の手戻りが大きい。
チームの進捗は遅れる一方だった。

ある夜に、ふと気がついた。
サクラエディタのマクロを導入すれば自動化できる作業がある。
それも、全体の半分以上は自動化できそうだ。
ヒューマンエラーは減るし、試す価値はある。
目の前が明るくなった気がした。
だが次の瞬間、打ち拉がれることになる。

インターネット接続がないのに、どうやってサクラエディタのマクロ仕様を調べるのだ。

またもくもくと作業に戻ったが、一度頭をよぎった半自動化を諦めきれない。

マクロには現場の機密情報は含まれない。
家でマクロを作成して、現場で使う方法はないか。
だめだ、メールすら受け取ることができない。
どうすれば。
なにか方法はないか。

この夜、二度めのひらめきがあった。
メモを取るためにノートを持ちこむことは黙認されている。
ただしメモを取ったノートは持ち出せず破棄をするしかない。
それならば。
家でさくらエディタのマクロを作成し、コードをノートに書き写して持ち込み、ノートを見ながら現場のパソコンに入力すれば、マクロを組み込めるではないか。

そう。
フィル・ジマーマン氏がPGP暗号を発明した際に、アメリカ政府から暗号技術は武器と見なされて国外に輸出できなかったが、合衆国憲法の出版の自由を盾にソースコードを書籍として出版し世界中に輸出してしまったのと、逆をやればいいのだ。

週末を費やしたサクラエディタ用マクロをノートに写し取り、現場の昼休みを使ってパソコンに入力する。
なぜか涙が出そうだったことを覚えている。
自分の字が汚くて読めないことによるバグという貴重な経験をしつつ、無事にマクロは稼働した。
「半自動コーディングマクロ 手動君」と名付けられたそのマクロは、毎週末バージョンアップを行い、「手動君6号」までリリースされた。

「手動君6号改3」の検討中に、別の現場が炎上したため異動の指示を受けた私は、その後現場がどうなったのかを知らない。
だが、これだけは言える。

そういえばあの製品、世に出てきていないな。

※フィクションです

2014年4月2日水曜日

出すのはもちろん、相手に見せるまでが仕事の成果。

「いいから成果を見せろよ!」
と上司に言われた経験がある方は多いと思う。

「努力は成果ではない」
「経過ではなく結果を報告しろ」
という意見に対し、
「努力を認めない限り、人は育たない」
「経過から報告しなければ、良い結果には導けない」
という意見もあったりで、社会人に成り立ての頃や上司が変わった時には、混乱したものだ。

もちろん会社組織は利益を上げなければ存続は出来ないわけで、毎日しっかり勉強したら会社が大きくなりました!などという事例は、週刊誌の裏表紙ぐらいでしか見かけたことがない。

しかし社員一個人としては、まだ芽の出ていない努力や、間接的に結果に結びつく途中経過を評価はして欲しいと願うもの。

私は、この溝に悩んでいる人には、ダイエットに例えてアドバイスする。

例えば、いまあなたの体重が70kgあり、あなたの身長の割には太り気味だとする。
上司から3ヶ月後に65kgに痩せることを、仕事として与えられたとならばどうだろう。
1ヶ月経過した頃に上司が「どうなった?」と聞いたとき、全く体重が減っていなければ「成果を見せろ!」となるだろう。

ここで「食事制限も運動もがんばっているんです!」と、努力で反論したところで、溝は埋まらない。
報告すべきは、目標に対しての成果だ。
確かに体重は減っていないので、その点では目標に近づいていない。
だが、もしかしたら、脂肪が減って筋肉になったために体重が減っていないだけで、体脂肪率は減っていないか。
専門書を調べてみれば、体重変動に停滞期がある実例が掲載されているかもしれない。そこから目標に対しての予測値が立てられないか。
実は自分でも危機感を抱いて、先週から運動の仕方を変えているが、まだ成果に結びついていないことを報告していないのではないか。

ところで、上司はなぜあなたにダイエットという仕事を与えたのだろう。
痩せることは最終目的ではなく、健康管理に影響を出さないようにすることが目的の本質であったりはしないか。
それならば報告できる仮説や事実もあるのではないか。

仕事とダイエットでは「誰のために」という点で大きく異なるが、本質は似ているように思う。
上司との仕事のコミュニケーションに悩んでいる人にヒントになれば幸いだ。

過去に「じゃあ成果がでなくても良いのですね!」と笑顔になった後輩もいたが、決してそうではない。
最終目的は到達する必要がある。
その上で、途中の経過も正しく認識しよう。

さて、今夜も恐る恐る体脂肪計に載る時間だ。
会議前と同じように胃が痛む。
しかしなぜだ。なぜ胃が痛むのに食欲が減らないのだ。
仕事もダイエットも難しい。

2014年4月1日火曜日

ハングアウトアイコンに感じる違和感の正体。

Googleサービスとして有名なハングアウト。
SMSの管理や、グループチャット、はてはテレビ電話まで出来たりして、便利ですね。

便利なんですけど、サービスイン当初から感じていた違和感があるんです。
アイコンです。
アイコンがどこかで見たことある気がしたんです。

ハングアウトのアイコン

どこで見たことがあるのか、ずっと疑問だったんですけど、ふとしたことで自分の疑問が氷解しました。
どこで見たことがあるのか分かったんです。
大変すっきりしたと同時に、恐怖におののきました。
本日は皆さんにその衝撃の事実をお伝えします。

「この画像をご覧ください!ほら!そっくり!」
と出来たらいいのですが、著作権とか肖像権とかいろいろ怖いので、自分で描きました。エクセルで。
そう。
これと似ていたのです。

ハングアウトアイコンの正体
ぎゃー!
これ、第一種戦闘配置とらなあかんやつちゃうの!
チャットとかしてる場合じゃないんじゃないの!

すっきりはしたものの、私の衝撃は相当なものでした。
衝撃だけに。
インパクト。
エヴァンゲリオンだけに。
インパクト。

・・・ね。